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Arena Condition

AM 10:30 November 13, '09 (Friday)

 今日も曇っていて、午後から雨が降るようです。

 また、明日は一日中雨が降るようです。

 従って馬場は、最悪状態です。

 明日は、今年最後の1頭のホルターブレーキングを、午後からする予定です。

 もしご覧になりたい方がおいででしたら、誰でも歓迎致します。

 馬のしつけのあるべき姿やその方法について、興味を待っている方には、参考になると思います。



「ホルターブレーキング」

 Palomino Filly(仔馬のMare) Foaled May 12, ‘09

Sire Chics April Fool

Out of Smart Chic Olena
6 Million Dollar Sire
Grand Sire Smart Little Lena
35 Million Dollar Sire

Dam Dun Bar Bette

Out of Hollywood Dun It
5 Million Dollar sire


 11月11日(木)午後2時  ホルターブレーキング開始

 ホルターブレーキングとは、ホルター(無口)を仔馬が生まれて初めて着けるときに行う訓練のことで、仔馬が生まれてそれまで母馬と一緒に暮らしていたのが生後4~5ヶ月頃に、栄養を母乳に頼らなくても自ら草を食むことによってできるようになり、この時期を目安として親子を切り離す。

親離れと同時に仔馬は、人の手でケアされたりリーディングされたりして、初めて母親以外の第三者から拘束されることになる。その為に第三者の拘束を受け入れる学習をしなければならなくて、その為の訓練がホルターブレーキングだ。
  
 日本では、乗用馬を繁殖生産するということが盛んではないので、一般的にこのホルターブレーキングを見る機会がない。
競走馬のサラブレットは繁殖生産しているので、ホルターブレーキングが必要なのだが、日本の競走馬社会には、ブレーキングという発想がなく、全て馴致という言葉で表現されるように、馬を訓練するのではなくて馴らすのだという意識で馬を扱い、生まれた直後に無口を着けてしまうし、それからというもの馬が成長しても、馬房にいるとき、放牧されているときなど片時もホルターを外されることがない。

 私は、このホルターブレーキングをするときまで、仔馬にホルターを着けることはない。

 馬が人間の拘束を、能動的に受け入れるように訓練する過程おいて、ホルターを着けるということだ。
 
 ホルターブレーキングの目的は、馬が人の拘束を能動的に受け入れるようにするということだ。

 その為には人と馬との関係において、馬が人を上位者だと認識しその上位者に対して従順にその命令に従うというメンタルと運動能力を、養成することだ。

 ここでいう運動能力とは、単なる運動する能力という意味ではなく、人の拘束に対して、その拘束の通りにステップしたり肢を上げたり頭を下げたりするということを意味する。
 つまり、命令に従った反応として、フィジカルを起動する能力を意味する。

 我々は、何故この訓練のことを、ブレーキングといってトレーニングといわないかを、理解する必要がある。

 初めにホルターブレーキングと命名した人に、以下の意図があったかどうかは知らないが、ブレーキングと名付けた必然性を、私は感じる。

 それは、ホルターブレーキングの前半におけるファンデーション(馬と人との関係性の基礎)において、馬の思考を要求する度合いが少ないということだ。むしろ意識的になるべく少なくすることに由来すると考えることができる。

 ショックを与えて、馬はいつの間にか本能的に行動している内に、人の拘束を従順に受け入れているという感がある。
 注射を打つのに、ゆっくりと時間をかけて打つと耐え難いが、一瞬であれば受け入れることができるのと似ている。

 トレーニングとは、馬でも人間でも筋力を強化したり反射神経の俊敏性を高めたりして、意識的にその訓練したフィジカルの能力を機能させるということで、同時に知識や記憶や思考や理解が強く要求される。
 しかし、ブレーキングは本能的行動を利用してなるべく思考的理解を、時間をかけて要求することのないようにしなければならない。
 このことは、ホルターブレーキングもサドルブレーキングも一貫して馬の思考的理解を、時間をかけて要求しないようにして行うという点では共通する。
 何故なら、思考的理解を求めたりその理解のために時間をかけたりすることで、幼児期の馬にとって、耐え難い恐怖心や混乱などの記憶が後々まで残ったりしてしまう危険性が大きいからだ。
 
 ホルターブレーキングでは、馬にとって初めて第三者の拘束を受け入れなければならないことで、サドルブレーキングでは、第三者が自分に対して圧倒的優位に立つことを受け入れなければならないことで、それは馬にとって、それまでの精神で理解したり耐えたりすることができそうもないほどの大きなプレッシャーを、受け入れなければならないことなのだ。
 それなのに理解を求めたりその理解のために時間をかけたりすれば、その時の恐怖感や混乱が後々まで大きく記憶に残ってしまうリスクを生む。つまりトラウマを作ってしまう危険性があるということだ。  

 ホルターブレーキングにおいて最初に行うことは、馬にホルターを着けるという作業だ。このとき先ず人が馬房に入って、馬房の壁などを叩いて音を上げて馬を脅すようにして、馬が人から逃げるようにする。
 すると馬は、人から一番遠い馬房の隅へ行って人にお尻を向ける。できればその隅から逃げ出したいという態度を見せる。その時もっと音を出したり馬に近寄ったりして、プレッシャーをかける。すると益々馬は、人からのプレッシャーを強く感じて、馬房の隅へ逃げる。
 人間から馬が馬房の隅へ行って人に尻を向けて逃げるようになったら、人にお尻を向けているときにプレッシャーを強くする。そして少しでも人の方へ顔を向けるようなそぶりを見せたら、そのプレッシャーを止める。これを何度か繰り返す。
 するとこの馬は、私の方へ顔を向けるようになり、ゆっくり近づくとまた私から逃げて隅へ行く、そして頭を隅へ向けてお尻をこちらへ向ける。そこでまたプレッシャーを強くする。するとこの馬は、私の方へ顔を向けるようになって、徐々に私が近づいても、逃げなくなってきた頃に、手の甲を馬に向けるように腕を馬の顔へ伸ばす。すると馬は、顔を背ける。背けるのでゆっくりと手を馬の顔から離す、すると馬はその手を追いかけるようにして手の方を見る。

 そしてこの辺で手の甲で馬の顔に触ろうとしする。するとどんな馬でも顔を最初に触られるのを嫌うものなので顔を背ける。このとき手で馬の顔を追いかけて触ろうとしないで手を引く。すると馬は再び手を追いかけるように顔をこちらへと向ける。これらを繰り返すことによって、馬は顔に触れられること受け入れるようになる。
 このとき決して急いだり馬を追いかけて撫でたりしてはならない。何故なら、急いだり追いかけて撫でたりすれば、折角自分から受け入れようとしているのを壊してしまったり、馬が自分から安堵のポイントである人の手を探そうとしなくなったりしてしまうからだ。

 さてこの馬は、プレッシャーをかけて馬房の四隅へと逃げ、更にプレッシャーをかけると、順調にこちらを見るようになって、顔を触れることを受け入れるようになった。
 しかしホルターへ顔を入れる段階で、どうも鼻先が敏感なのか触られるのを嫌う。そこでホルターを着けることを一旦止めることにして、ロープを首に掛けて余った部分でホルターのように鼻梁にかけた。
 そしてリーディングを行って、多少の混乱があったが少し落ち着きを見せたので、再び顔や鼻先を撫で回した。すると今度は鼻先を触っても難なく触ることを許すようになったので、ロープをホルターへと取り替えた。

 ここまでは、馬が人を怖がって逃げようとして、逃げるとますますプレッシャーが強くなるので、そのプレッシャーに対する関心が高まって、プレッシャーのかかる方を見るようになって、人の方を見るとプレッシャーが止まり逃げようとするとプレッシャーがかかるという循環法則を馬が見つける。
 この法則を馬が見つけることが、ホルターブレーキングにおいては一番重要なことで、馬がこの法則を見つけてしまえば、ホルターブレーキングの80%は完了したといえる。

 ホルターを着けることを急いでしまうことが、一番ホルターブレーキングを失敗してしまう原因になることで、馬がどうすればこのプレッシャーから解放されるのかを一生懸命探すので、人が要求するポイントと馬がプレッシャーから解放されるポイントが合致するように、一貫した法則を以てプレッシャーとリリースを繰り返すということが大切になる。
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