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 今朝は、気温が低めで上着が欲しくなるような陽気です。


 一日中雨が降るようです。馬場は、既に不良コンディションで、全面水が浮いた状態です。


「超初級者・初級者・中級者・上級者」 ライダーの区分の定義

 

 

  1.  超初級者

 

超初級者とは、乗馬を始めたばかりの人のことで、馬の背でバランスを取るのに必死になっている段階の人をいいます。

例えば、赤ちゃんが成長して一人歩きを始める段階だと考えることができます。

このレベルのライダーの自己主張は、生命維持機能からくるものが大部分を占めていて、落馬してしまうかも知れないという恐怖心から身体を硬直させ、益々アンバランスに陥ってしまうことが良くあります。

乗馬の初めは、多少個人差はありますが、アンバランスから来る恐怖心との闘いだともいえます。

 

人は、乗馬するに当たって、何を最初に覚えなくてはならないでしょう。または、何を身につけなければならないでしょう。

 

それは、馬から落ちない程度の最低のバランスです。しかし、バランスは、乗馬をしている限り永遠の追究すべきテーマでもあり、意識的にできることではありません。

乗馬は、上達に従って、常歩から駈歩へ、ゆっくりとした駈歩から速い駈歩へと移行していってもそれに耐えられるバランスを、乗馬を楽しみながら養成していくことになるのです。

 

 

2.初級者

 

初級者は、一人歩きを始めた赤ん坊の時代から、言葉を覚えたり小学校へ入学して文字を覚えたりして、生命維持機能以外からの自己主張が始まる時期だといえます。  

  言葉や文字を覚えたりして自己表現の方法を学ぶと同時に自我に目覚め始める時期ということもできます。

 また、初級者はバランスに自信が少しできてきて、乗馬に意欲を持ち始めてきた段階でもあります。

 初級者がこの段階で、どのような乗馬ライフを送るかによって、一生続けられるスポーツや趣味として位置づけられるかどうかが決まるといっても過言ではありません。

 初級者は、馬のコントロールに挑戦することで、初めて自分の力で、馬に乗ることを始めます。

丸馬場や調馬索や部班での騎乗は、超初級者の段階で卒業することが重要です。 また、初級者は乗馬に意欲旺盛なときなので、乗馬に関するマナーを身につける一番いい時期で、馬に対する接し方などを学ぶことにより益々意欲が旺盛になっていくものです。

 

 

3. 中級者

 

中級者とは、ある程度馬をコントロールする基本をマスターして、本当に馬に乗ってしたいことや楽しみたいことを見つける段階です。

 

馬とのコミュニケーションの中で、どんどんライダーが主導権を握り、色々なことにトライして、擬似的に自己表現してみて、馬を通して何がやりたいことなのかを見つけるときです。

 

 中級者は、馬とコミュニケーションするのにどのような環境設定において、コントロールするのに一番コンセンサスが執れやすく、ライダーがイニシアティブを執れるのかを考えて乗馬を進めていく必要があります。

 乗馬の環境とは、まず馬の選択があり、どのような性格を持つ馬に乗ったり調教の熟練度の馬に乗ったりということで、また馬場環境やレッスンのプログラムなどがこれに当たります。

 

 乗馬一鞍をどのようなプログラムを以て馬に乗るかもまた重要な乗馬環境の一つです。

 

 馬を馬房から出してきたときから観察し、馬の精神状態や従順性を診断しながら、コンセントレーションや反応を徐々に求めていきます。

 

  中級者は、大凡馬に対する理解度も増し扶助の基本を習得した段階で、ライダーとしての自己主張がでてきて馬をコントロールしようとします。

 乗馬は、自己主張と自己主張のぶつかり合いだともいえるスポーツで、ライダーのイニシアティブによるリーダーシップが発揮されたとき、馬のコントロールが可能になるものなのです。そんな中で、中級者になると馬をコントロールするにおいて、リーダーシップが求められることに気づきます。

 

リーダーシップを発揮するには、自分の意思を明確に持つことが大切で、同時に馬の意思を理解しなければなりません。

コミュニケーションの相手である馬の意思を知るには、待っているだけではできません。積極的に自分から意思表示をしてみて、その反応を診て馬の意思を知ることができるのです。

そして、その反応は従順であったり反抗的であったり無反応であったりします。

 リーダーシップを発揮するには、確固たる自分の意思に自信がなくてはできません。確固たる意思を持つことで、馬の反応が従順か反抗であるかを的確に、しかも一貫性を以て判断することができ、従う方の馬にとっても分かり易く結果的にリーダーシップが執れることに繋がっていくのです。

 

 中級者は、一通り馬のコントロールができるがまだ自信がありません。馬の反抗にあったりするとどうしても戸惑ってしまいます。自分の意思で対処しなければと意を決してやってみると、馬とファイティングになってしまったりする。そして益々自信を失ってしまうのです。

 このようになってしまう原因は、馬に対する自分の要求を明確にもっていると錯覚していることにあるのです。

 例えばサークル運動にしても直線運動にしても、その軌道を漠然とイメージしているだけで上手くいかないと思ってしまっていることが良くあるのです。その軌道は馬の11歩の積み重ねにより構成されているものなのですから、自分の要求をもっと細分化して馬に分かり易く丁寧に伝えるということが欠けているので上手くいかないのです。

 中級者とは、一通り覚えた乗馬のテクニックを感覚的に体で覚える段階で、リーダーシップを試み試行錯誤を繰り返しながら、自分自身の手や脚などを自在に駆使して、馬とのコミュニケーションし的確にコントロールできるようになっていく成長過程のライダーをいうのです。

 

 

 

4.上級者

 

上級者とは、自信に基づいた力強い意思を持っているライダーのことです。

 

 自分の意思に自信を持っているライダーは、馬が多少反抗したりミスを犯したりしても慌てることなく、馬の精神状態に合わせながら少しずつ注意を与え、徐々に自分の意思に従わせるように馬を導いて行くことができるレベルのライダーです。

 

 どんなに良い考えや正しいことでも、いきなり周りの人達に押しつければ、反感を持たれてリーダーシップを発揮しようにも、誰も従ってくれません。また自分の主義主張に確固たる自信がなければ、反論が出たりすれば忽ち迷いが出て一貫した主張ができなくなってしまいます。

 

 上級者のライダーは、自分の意思に自信を持っているので、ある程度馬の自己主張を聞いても,その自己主張に合わせたやり方で徐々に自分の自己主張をするものだから、精神的摩擦を最小限にしてコンセンサスを得、無理なくリーダーシップが発揮できるのです。

 

 リーダーシップには2つのタイプが考えられます。

 その一つは、リーダーに対して絶対服従を求め、一人一人が物事に対する判断を下さずリーダーに全てを任せて、リーダーの指示を絶えず待つというものです。

この場合、各々個人の判断というものがタブー視されます。

 

 もう一つのリーダーシップは、リードされている側ガリーダーの目的を共有します。このことによって、集団として統一行動が成される場合のことです。

 

 この時のリーダーシップは、行動の統一性を促すのでなく、物事の判断基準となる価値観や思考性についてコンセンサスを得るように充分なるコミュニケーションをとり、構成要因のそれぞれの方法でリーダーの考えに賛同するように誘導します。

 そして、結果としてそれぞれが自分の考えで判断し行動しているという認識の中で、ある集団が統一の行動が成されるということです。

 

 理想的リーダーシップとは、後者を指すということは論を待たないが、馬に対してもこの様にありたいのです。

 我々人間が、馬に接するときそのリーダーシップの手法は、馬自身の意思が「ライダーの意思に従うこと」となるように駆使されるべきで、理想的リーダーシップを以て、馬が人間に乗られることを望むような理想的乗馬を実現したいものです。


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