Arena Condition
AM 9:35 Temperature 21℃ Humidity 44% 晴れ April 6,'18(Friday)
今朝は、少々風がありますが、気温も低くはありません。
馬場は、乾燥状態です。昨夜霧雨が降りましたが、お湿りになるほどでもありませんでしたが、繋ぎ場の前のゴムを敷いているところには水溜まりができていました。
新馬2頭を毎日乗っていますが、毎日砂に水を撒いたように色々覚えて行きます。覚えていくと同時に馬のメンタルが変化をしていきます。
私の印象として、2頭ともビットにもたれるような感じがありまして、頭が下がってもビットが軽くなりませんでした。
Moonlights Sailorは、ビットにもたれ掛かるのを止めさせるために、ビットを一定に保って後肢の踏み込みを要求するように推進しました。なかなか後肢が踏み込まず、ビットを真上にピックアップして、この角度にパラレルになるように座って推進しました。
もう一つの問題は、駈歩の際に、馬がリラックススしていないことでした。
従って、バランスバックをさせてビットにもたれ掛からないようにしながら駈歩をさせて、多少速めの刻みになっても我慢しながらトレーニングを続けました。
リラックスした駈歩になるまで暫く時間がかかりましたが、やっと昨日あたりからリラックスし始めました。
Topsail Goldieは、ビットにもたれ掛かることをなくすようにSailorと同じように推進しました。
慌てて駈歩をすることはありませんでしたが、軌道を一定に保つことが容易ではありませんでしたが、これも徐々に良くなっていきました。
この2頭のトレーニングで、一番要求されることはライダーの忍耐力です。
その忍耐力とは、ただ我慢するということではありません。一つの要求を馬がよく理解できるまで続けるということです。すこしできたからといって、先へ進むことを急がずにじっくりトレーニングするということです。
そして、やり過ぎないように止めて上げることも重要でした。
一頭の馬に騎乗する時間が問題で、調子が良いからといって馬が疲れるまで乗らないということです。疲れるまで騎乗するれば、馬が嫌な印象を残して一日を終えることになります。次の日に乗り始めたとき馬がリラックスしていなかったり、落ち着きがなかったりするのは、前日の終わり方が原因だと考えられます。
新馬の場合、この点を特に気を付けなければなりません。古馬であってもその程度こそ違え同様です。
一つのことを正確に馬が覚え理解できるようにつくすことが、トレーナーの忍耐力にかかっています。