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 雨が早く降り始めました。お昼頃からだと思っていましたが、7時過ぎには降り始めたようで、気温は低いですが雪にはなっていません。


 馬場は、今のところ良い状態ですが、雨が夕方まで降るようですので、あまり良いコンディションで週末を迎えるわけにはいかないようです。


「馬のストレッチ」

 

 準備運動として、馬体のストレッチがある。

 

 馬体のストレッチといっても、ライダーと馬とのコミュニケーションの中で行わなければならない。もし、コミュニケーションを無視してこのストレッチを行えば、馬の抵抗や反発を避けることはできない。

 

 例え馬体のストレッチであっても、パフォーマンスのキューイングと何ら変わることのないシステムが機能しなければならない。

 

 つまり、プレッシャーアンドリリースの原則である。

 

 プレッシャーアンドリリースの原則とは、指示命令においてライダーは馬に対してプレッシャーをかけ、馬の反応が指示命令に適ったものであればプレッシャーをリリースし、反応が指示と異なった場合はさらにプレッシャーをかけ、馬が指示に従ったときにそのプレッシャーをリリースするシステムである。

 

 この原則において問題になることは、ライダーの要求に適った馬の反応なのかそうでないのかの判断で、ライダーの感覚でこれを判断しなければならなく、ライダーにとって目に見えない馬の反応を、感覚的に感じ取った上で判断しなければならないことである。

 この感覚機能がライダーのレベルによって差があるので、問題が発生する。つまり、馬の反応がライダーの要求に適ったものなのかどうかを、的確に判断できないということである。

 

 ライダーは、馬の反応を察知するのにプレッシャーの接触点の感覚情報で判断せず、視覚情報や思い込みで判断し、馬の反応を正確に捉えられなかったり判断にムラがあったりして、リリースに一貫性がなかったりリリースそのものがなかったりして、結局馬にとってライダーの指示がわかりにくいということになって、馬が反発したり抵抗をしたりすることになってしまうのである。

 

 リリースを適切に行うには、ライダー自身が自分の要求を具体的に明確であることが何よりも重要なことで、馬が要求通りに反応しないことに悩み、未熟なライダーは、自分の要求に馬が抵抗しないことを悩みとするが、このようなライダーこそ自分の要求が曖昧で分かりにくいものになっていることが多いのである。

そして、ライダー自身の指示が明確であるかないかの前に、指示自体を明確にライダー自身が認識していないことによって馬の反応が思い通りになっていないのに、思い通りに馬に対して指示できないと思鋳込んでいるのは間違いなのだ。

馬の誤作動は、ライダー自身が自分の指示を明確に理解していないことによって起きていることなので、自分自身の指示を掘り下げて明確にすることが重要なのである。

 

 馬体のストレッチにおいて、プレッシャーをリリースするのは指示に従ったときとしているが、指示に従ったとはどのようなことをいうのか、指示に従ったことの定義がなければ、一貫性がなくなってしまう畏れがあり、何時プレッシャーをリリースするのか曖昧になってしまう。

 

 以前「Move Over The Wall」について記事にしたが、壁を乗り越えたときにプレッシャーをリリースすると解説したが、その壁の正体である支点についてもう少し掘り下げて、ライダーにとって自分自身の要求をより具体化することをヘルプしたい。

 

 ストレッチにおいて、馬体をベンドするときに、何処を作用点にして、そのとき何処を支点にするかを、ライダーは意識する必要がある。何故なら、支点が壁だからである。そして支点を意識することで、ライダー自身が馬に対する要求がより具体的になるのである。

 

 以下のケースは、馬体をベンドするとき、何処を支点とするかを明確にすることで、支点を明確にして作用することは、何よりもライダーにとって分かりやすくなり、ライダーにとって馬に対する要求がわかりやすくなれば、リリースポイントに一貫性がでるようになるので、馬は混乱したり興奮したりすることなく、ライダーの要求に応えられやすくなるということだ。

 

 作用点を馬のヘッドにしてストレッチする場合、支点となるところは、内方前肢、外方前肢、ショルダー、内方後肢、外方後肢が考えられる。

 

 馬のヘッドを内方に向けてストレッチするとき(作用点)、支点を内方前肢とする場合は、ヘッドが内方前肢よりも内方に位置するようにして馬の首をベンドさせてストレッチすることで、内方前肢がヘッドよりインサイドに位置しないように、内方脚を内方前肢よりに当ててガードし、左右両方のレインまたは内方レインを引いてヘッドが内方前肢より内方へ位置するようにする。

 

このとき、支点をショルダーや両前肢ということもできるが、ライダーがより具体的に支点を意識するために、内方前肢と考えるべきだと思うのである。

 

次に、支点を内方後肢とする場合は、内方後肢がヘッドより内方に位置しないように内方脚でガードして、左右両方のレインまたは内方レインを引いてヘッドが内方後肢よりも内方に位置するようにして、馬の首やリブケージをベンドさせてストレッチを行う。

この場合も、支点を後駆や両後肢ということもできるが、ライダーがより具体的に支点を意識するために、内方後肢と思うべきである。

 

そして、ヘッドが支点を軸にして大きく内方へベンドすることによってストレッチするのであるが、あくまでも支点とするところを越えたときにリリースすることを原則として、ストレッチを進めるのである。

 

そして次に、馬の頭を外方へ向けてストレッチするとき(作用点)、支点を外方前肢とする場合は、外方脚で外方前肢がヘッドより内方に位置するように外方脚でガードし、左右のレインまたは外方レインを引いて、ヘッドが外方前肢より外方に位置するように馬の首をベンドさせてストレッチを行う。

また外方後肢を支点とする場合は、外方脚で外方後肢がヘッドより内方に位置するようにガードし、左右のレインまたは外方レインを引いてヘッドを外方後肢より外方に位置するように、馬の首やリブケージをベンドさせてストレッチを行う。

このとき、ヘッドが支点を軸にして大きく外方へベンドすることによってストレッチするのであるが、あくまでも支点とするところを越えたときにリリースすることを原則として、ストレッチを進めるのである。

 

 次に、ショルダーを作用点としてストレッチする場合は、支点がヘッド、内方後肢、外方後肢となることが考えられる。

 このとき、馬のヘッドを作用点にしてストレッチするときと馬体のフレーム(体勢)は同じになるが、動く場所がこの場合はショルダーになるので、馬にとっては全く違うことだと理解する必要がある。

 

 ショルダーのストレッチをするとき(作用点)、支点をヘッドや内方や外方の後肢とする場合は、ヘッドのストレッチと同様に、支点とするところを軸として、支点とするヘッドや内方や外方の後肢の位置をショルダーが越えたときにかけていたプレッシャーをリリースするのである。

 支点をヘッドとする場合は、左右のレインでヘッドをホールドして作用点の動きに沿って動くことのないようにしなければならない。

支点が後肢となるときは、脚によって作用点の動きに沿って後肢が動くことのないようにガードするのである。

 後駆をストレッチするときは(作用点)、支点はヘッドやショルダーや内方や外方の前肢が考えられる。

 

 以上のように、馬体のストレッチすることにおいて、作用点と支点とをライダーが意識することによって、かけているプレッシャーを何時リリースするかが明確になり一貫性を持つことが容易になるのである。

 

 かけているプレッシャーを何時リリースするかは、作用点が支点を越えたときが原理原則だが、このときライダーの力点の馬体との接触点において、感じている抵抗感の変化が重要で、抵抗感が徐々に低下しているときは、ストレッチに対して馬がフィジカル的にもメンタル的にもライダーの望む方向へ向かっていることを示しており、かけているプレッシャーをリリーする必要があり、抵抗感が変化しなかったり徐々に大きくなったりしているときは、ライダーに馬がフィジカル的にもメンタル的にも抵抗したり反抗していることを示しているので、作用点や支点力点でプレッシャーを高めて、この抵抗感が弱まってからリリースすることを何よりも優先することが重要なことなのである。

 

 プロがもう一言付け加えれば、ストレッチしているとき、何処に抵抗感が強く現れるかを探り、抵抗感の強いところが見つかれば、その抵抗感をなくすようにストレッチを行うことによって、馬の問題を解消できると考えるのである。

 

 しかし、抵抗感の強く現れる場所が見つかったとしても、ダイレクトにこれを解消しようとするのではなくて、問題点の一番遠いところからストレッチして、徐々に問題の場所の柔軟性を養成しようと考えることはいうまでもないことである。


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