Arena Condition
AM 9:45 Temperature 31℃ Humidity 44% 晴れ August 25,'16(Thursday)
今朝は、とても暑くなりそうです。
昨日午後に土砂降りの雨があったので、馬場は不良です。
今年は、睡蓮の鉢をもらって外に置いています。、その鉢にメダカが1匹いたので何匹か足したら、5月頃から子供が孵化して、それをすくい上げて室内の子供用の水槽に入れていました。
するとたまりにたまって数十匹になり、すくすくと育っています。中の水槽では未だ1匹だけしか孵化していません。
やはり自然のものは自然が一番なのでしょうか。
何れにしても、メダカは、ことしかなり増えそうです。
「サークル運動のスローダウン」
サークル運動のスローダウンは、普段の走行において馬が如何にゆっくりとした駈歩ができるかどうかにかかっていて、踏み込みの浅い馬はストライドが小さくなって、ゆったりとした駈歩ができません。踏み込みの深い馬は滞空時間の長い、ゆったりとした駈歩ができる。
従って、速いスピードで走行している馬にスローダウンを命じても、馬自身がゆっくりとした駈歩ができなくては、その指示に従うことができない。
普段のトレーニングで、ゆっくりとした駈歩ができるようにしておく必要があり、ゆっくりとした駈歩をするには、後肢の可動域を拡大して充分な後肢の踏み込みを作っておくことが必要だ。
そして、実際に指示に従って馬がスローダウンするには、推進力を減退しても滞空時間を保てるような駈歩でなければ、馬はスローな駈歩をすることができない。このために、スローダウンの指示をしたとき馬はバランスバックしなくてはならないのである。
ライダーが上体を起こしてスローダウンを命じたとき、今まで以上に後肢の踏み込みが必要になるのである。
ジャッジは、馬が力を抜いてスローダウンするかどうかが問題で、ライダーがレインをテイクしたとき、馬が押し返したり力みが取れなかったりした場合は、実際のスピードが落ちていても良い評価をすることはない。
従って、スローダウンするとき馬がゆったり力みを解いてリラックスしていることが望ましいので、バランスバックして後肢への体重配分を多くしなくてはならない。
サークルにおけるスローダウンは、馬のメンタルがライダーに対して集中していて、その指示を馬が認識するように保つことが大事で、速いスピードでの走行のときに、馬がエキサイトしていないことも重要だ。
そのために、ライダーがスピードアップの指示をしているときに、スタートしたときにスピードアップの指示をしたら、スローダウンの指示を送るまでそのスピードを継続するということではなく、1ストライド毎にライダーの指示があるからスピードをキープするという馬のマインドを作ることも重要な要素なのである。
シートによって推進のプレッシャーをかけ、その推進を止めれば、何時でもスローダウンするという馬のメンタルを作っておく必要がある。
従って、馬とのコミュニケーションを、サークル運動に限らず、シートや脚やレインハンドの馬との接触点において、間断なくしている必要があるのである。
ライダーが、レインをつり革代わりにして、レインに捕まっていることはもってのほかなのである。
絶えずレインも脚もシートも馬に何らかの指示を与えているか、馬の反応を聞いているかのどちらかでなくてはならないのであって、意味なく接触しているのは、馬のパフォーマンスの精度を下げるだけでなく、馬のメンタルの混乱を生むか無反応を作ってしまう元なのである。
ゆっくりとした走行は、馬術の原点であり、そこに理想やライダーのポリシーがなくてはならないのである。