FC2ブログ

Arena Condition

AM 10:05 Temperature 27℃  Humidity 36%  曇り  September 15,'15(Tuesday)

 穏やかな日和で、風もありません。

 馬場は、ベスト状態です。九州へ行っているいる間、天気も悪くその後もコンディションが良くなかったので、馬場があれていましたので、金曜だけでハローを3回もかけてしまいした。
 
 今朝は、新しいプログラム「ピーチ アップ プロジェクト」で新馬をトレーニングします。

 どうなることかとても楽しみです。3015年の夜明けを迎えることができるでしょうか。


 「裏切りと積極的平和主義」

 裏切りと積極的平和主義とは、安保法制のことではなくて、馬のペイドウォームアップのトレーニング法のことである。

 馬は人間よりも緊張しやすい動物だということは、馬に乗る人だったら誰でも知っていることだ。
競技大会では、ジャッジがいて観客もいて、そんな状況の中単騎でアリーナに入ってパフォーマンスするわけだから、馬にとってみれば逃げ出したくなるような状況だといえる。

 そんな状況を勘案して、馬がライダーへのコンセントレーションを欠くことなく冷静な精神状態をキープするようにすることは、ショーホースにとっては必須要件であり、そのためのトレーニングが必要であり、その1つがペイドウォームアップである。

 そして、その方法が「裏切りと積極的平和主義」なのである。

 「裏切り」とは、馬の予想に反する指示をして、馬が次の行動や支持を予測できないことによって、絶えずライダーからの指示に気遣いながら行動するようにするということである。

 例えば、直進運動においては、馬が直進走行だと思っているときに突然巻き乗りをしたり、巻き直りをしたかと思えば直進運動をしたり、発進したかと思えばストップしたり、ストップするのかと思えば走り続けるというように、絶えず馬の予測を裏切るようにすることで、馬は何時どんな指示にも応えられるように指示を待つようになるというメカニズムである。

 このとき、とても重要なことは、絶えず馬にチャンスを与えるという精神で、直進運動から巻き乗りにするときはレインや脚によりプレッシャーを掛けるが、再び直進運動にするときにルーズレインにすることである。
 ルーズレインにすることは、馬にチャンスを与えることになり、馬はこのとき、直進運動に入ることもそうでないこともルーズレインだから選択できるので自由なのである。しかし、直進運動にならなかったときは、コンタクトを取って直進運動を強制するが、直進運動になった時はルーズレインのままなので、馬は指示に従ったことの正解を理解するのである。

 積極的平和主義とは、直進運動やサークル運動の時に、態とスピードアップを促して、馬がスピードアップしたところで巻き乗りをしてスローダウンさせるのである。
 態と馬のテンションを上げるようにしては、その上がったテンションに対してプレッシャーをかけて止めさせるのである。

 勝手にテンションが上がってしまいがちな馬をトレーニングするときに、テンションが上がるのを待つのではなく、態とテンションが上がるようにして、馬がテンションを上げたときに懲罰を与えるのである。
 これはある種、馬を罠にはめるということになる。

 馬のコンセントレーションを態と欠いてしまうようにしては、それに対して罰を与えるという方法であるから、積極的平和主義なのである。

 「裏切りと積極的平和主義」という方法は、ある行動を矯正するときレインや脚によるプレッシャーやコンタクトをするが、次の瞬間にレインや脚によるプレッシャーを解放するということが重要なのである。つまりルーズレインにすることが重要なのである。

 何故なら、態々馬のテンションを上げさせたり予測を裏切ったりすれば、当然馬は混乱してナーバスになるわけで、強制力を以て馬の予想を裏切ったり行動を止めさせたりした直後に、ルーズレインでプレッシャーをリリースした状態で、馬が能動的にミスするか正解するかチャンスを与えることによって、馬は冷静さを保ちライダーへよりコンセントレーションして指示を待つようになるのである。

 多くの人が間違いをしてしまうのは、例えばランダウンで馬が勝手にスピードアップしてしまうとき、レインで抑えてスローダウンさせたり巻き乗りしたりして強制的にスローダウンさせた後に、再び馬が勝手にスピードアップしてしまうことをライダーが予測してしまい、レインをタイトにしてスピードアップしないように馬を拘束してしまうことなのである。

 馬が拘束されれば、馬が能動的にスローダウンすることを学習せずに、却ってストレスを溜めてレインをリリースすれば却ってスピードアップするようになってしまうのである。

 「裏切りと積極的平和主義」は、直後の運動において絶えずノープレッシャーにすることとセットなのである。

 やってはいけないことを学習させるときに、やってはいけないこと以外はやっても良いという設計が成されてなければならないのである。
 やってはいけないこととやっても良いこととの両方を強制することは、当事者の能動性を奪ってしまうことになるので、当事者の能力を剥奪することとなったり忠誠心や従順性を失ったりするばかりでなく、信用も信頼も失い、知能の低い馬にはとても冷静さを保つことができなくなって、混乱したりナーバスになったりしてしまうのである。

 やってはいけないことを強いるときは、これに徹する必要がある。

 スピードアップしたときに巻き乗りすることは、やってはいけないことを罰していることになるので、次に発進するときルーズレインであることによって、馬は自由にスピードアップしたりスローダウンしたりすること選択し、その選択が間違いであれば再び行動を強制的に巻き乗りしたりスローダウンさせられるが、正解であればそのままのノープレッシャーで走行できるので、馬は能動的にスロースピードを選択したことになるが、もしライダイダーがスピードアップを予測してレインをタイトにすれば、馬は強制的に正解を求められたことになって、ミスも強制され正解も強制されるのだから、馬の能動性は奪われてしまうことになるのである。

 やってはいけないこと規定するなら、やるべきことを規定してはならないし、やるべきことを規定するならやってはいけないこと規定してはならないのである。

 馬をトレーニングするときに、やってはならないことを指摘しながらトレーニングするのであれば、やるべきことを強制してはならない。もし強制しないことによって馬がミスしたときは、またこれを罰して、馬がやるべきこと見つけるまでチャンスを上げながら繰り返すだけなのである。
スポンサーサイト



プロフィール

eldorado ranch

Author:eldorado ranch
eldorado ranch
Arena Condition

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2ブックマーク
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カレンダー
08 | 2015/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード