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Arena Condition

AM 9:55 Temperature 14℃ Humidity 66% 曇り March 13,'14(Thursday)

 朝方に少し雨があったようですが、今は降っていません。生暖かく今にも雨が降りそうな空模様です。

 夕方までは、もつのかも知れません。

 馬場は、少し湿りがあって、ベストコンディションです。

 

 「四方山話2」

 私が、初めてアメリカでショーイングしたのは、ミネソタ州のセイントポールダービーだった。
オクラホマ州からホーストレイラーに乗って、ミネソタ州までドライブした。

 途中馬に水をやるのに、ガスステーションに水のホースを繋ぐジョイントがあって、そこにホースを繋いで水をやった。
 アメリカでは、このように馬を輸送するのが当たり前なので、ガスステーションなどのサービスエリアで、容易に水をやれるようになっているのに関心したものだった。

 関心といえば、小さな町の銀行にもドライブスルーがあるにも驚いたものだ。
6頭済みのホーストレイラーのまま入って、金を積んだり下ろしたり、小切手を現金化することができる。二十数年前の話である。

 Smart Chic Olena(スマートチックオリーナ)のショーイングを見たのもミネソタだった。
 Craig Johnson (クレイグ ジョンソン)が騎乗した。
 それまでに見たレイニングとは違っていて、とても滑らかで美しく、しかも力尽く感じたショーイングで衝撃を受けるものだった。
 U-Tubeで見ることができるので、興味のある方は一度ご覧になるのも良いと思う。

 この馬は、Smart Little Lena(スマートリトルリーナ)の直子で、祖父に当たるのが、Doc Olena(ドックオリーナ)である。因みに、Doc OlenaのDamは、Poco Lena(ポコリーナ)といって、伝説的なオークショナーがいて、オークショナーとは、馬のオークションのときに、独特の口調でコールしながら値段を競り上げていく人のことだ。
 その伝説となった理由も活躍したからではあるものの、Poco Lenaのオークショナーを努めたことも大きな1ページを飾っていることで知られているのである。

 さて、Smart Chic Olenaは、Cutting Horseとして$100,000.-を越える賞金を獲得したほどの馬で、ジムバブコックがプロモートしてレイニングホースとしてクレイグがトレーニングしてショーイングした馬で、その後ブリーディングスタリオンとして成功したことでも知られている。
 レイニングとワーキングカウホースで活躍する産駒を輩出しており、$8Million Dollarをオーバーしている。

 NRHAのFuturityで、私が最初に衝撃を受けたのは、Boomanic(ブーマニック)だ。Bred Stoneがショーイングした
 それまで、あまりヘッドセットして走行する馬が少なかったのが、この馬で一挙にスタイルが一変したように思う。
 また、この馬が優勝したことでSireのReminicが注目されて、Reminicの産駒では、2頭のFuturity Championが生まれている。

 BoomanicとVon Reminic(Ridden by Todd Summer)である。
 そして、Reminicは、1MillionDollar Sireにもなっている。
馬房では、日がな一日ドアを蹴り続け、ドアの鉄板が鍋底のように半月状になっていたほどである。

 私がレイニングを始めたのは、1988年で、翌年1989年に渡米して、アメリカのレイニングの世界を見ることになった。
 その当時は、Futurityを6回優勝したBob Loomisと4回優勝したBill Hornが2大スターだった。

 ご両人ともあがり症で、出番前に手が震えるぐらいだったのは有名な話である。
 Bobは、それでも人前でスピーチするのは上手にこなしていたが、Billの方は、人前で話すことすらできなくて、あるとき、Bob Loomis、Bill Horn、Craig Johnson、Dale Wilkinson(デールウイルキンソン 第1回NRHA Futurity Champion NRHA NCHAの両方に殿堂入りしている伝説の人)の4人で、デモンストレーションクリニックが開催された。
 Bob 、Craig、と出番をこなし、Billの順番になった時に、しどろもどろで中々しゃべり出せず、見かねたDaleがスピーチして、Billがやってみせるというスタイルに変更になってしまったのである。

 しかし、聴衆は、そんなBillが大好きで、やんやの喝采を浴びせていた。

 ある日、Bobの紹介でオハイオ州にあるBillのランチへ出かけたことがある。

 空港までBillが迎えに来てくれて、運転席にBillが乗って、私が助手席に乗ると車をスタートさせる前に、ブルーのキャップを手渡された。
 そのブルーのキャップには、BH Enterprise そしてKanjiro Tokitaと刺繍してあったのである。
嬉しく思う間もなく、ドアのポケットからウイスキーの瓶を取り出して、一口ラッパ飲みしてスタートしたのには驚きだった。

 そして、彼のランチに着いて7頭の馬に乗ったのである。

 Billは、Trashadeous(トラッシュデイエス)、BH Toy Boy、 BH Toy Soldierを乗っていた。

 馬房から馬場まで2~300m位あって、その途中から馬のお腹につくぐらい草が伸びていて、その草地を2~30分駈歩で準備運動をする。凸凹だったり斜面だったりだったがお構いなしだ。
 躊躇していると「Come On Toki」と呼ばれて、どんどん走れというのである。

 結局、気に入った2頭の馬を買った。

 1頭肩の倒れる馬がいて、「肩が倒れるようだが、これを治すのにどうしたらいいか」と尋ねると、「I don’t Know.」と答えられて、この人には、理屈を聞いては駄目だと思ったものだ。

 そして、その後近くのゴルフ場へ行って、二人でゴルフをして楽しんだ。
その後、Billに会う度に挨拶すると「Toki」と呼んでくれたものである。そのBillも4年前になくなった。亡くなる前の年に会ったときは、可成り弱っていて、誰かに寄り添われてやっと歩いているようで目も虚ろだった。
 数々の伝説を残した人で、何かも含めて彼をBHと呼び、古今亭志ん生を日本人が愛したように、誰もに愛されていたように思う。

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