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Arena Condition

AM 9:40 Temperature 15℃ Humidity 24% 晴れ December 6, '12(Thursday)

 気温15℃が、こんなに高い気温だと感じるのは、ここ数日が如何に気温が低かったせいでもありますが、本来気温15度とは、とても暖かい気温だったのではないだろうかと思いました。

 馬場は、気温が高くて強い風が吹いていますので、一気に回復すると思いますが、所々水分が浮いているためかピカピカに輝いてテカっていますので、今日一日はかかると思います。

 風が強く生暖かい陽気です。




 「壮絶な闘い」

 日本テレビの「笑ってこらえて」という番組があり、昨日はブラスバンドというのかマーチングというのか、隊列を組んで様々な体系に変化させながら行進して音楽を演奏するのである。

 それを高校生のクラブ活動として全国大会を目指し、幾つかの地方大会を経て大阪城の競技会場で開催される全国大会の金賞を目指して、活動する幾つかの高校をドキュメント取材したものを放映するものである。

 大きなプレッシャーの中で、過酷な訓練を耐え抜いて奮闘する部員達の様々な姿を描く、感動の番組である。その生徒達のリアルな姿をカメラが追いかけて、結末である全国大会までの概ね1年間という長い期間追っかけ取材したものである。

 感動の巨編である。涙なくしてみられない。

 只、私は、その訓練の方法や指導者である先生方の生徒達への接し方に、大きな疑問を持つのである。

 また、この全国大会の規則として、同じ学校が3年連続して出場を果たすと、次の年は出場できないのである。

 全く馬鹿げたルールを作ったものである。

 何故なら、同じ高校が連続して出場することを規制して、全国の高校の技術レベルの偏りを防ごうというわけで作ったルールだと思うが、高校は3年生で毎年生徒は変わってしまっていて、例え3年以上全国大会出場をしたとしても、そこに連続性はなくて、同じ生徒が4年も5年も出場するわけではないのである。
 一生懸命努力した結果、全国大会出場を勝ち取る技術を磨いて3年生になった時、先輩達が同じように努力して3年連続出場していたので、自分が3年生になった時は出場資格なくて出場できないということになるのである。

 多分この規則を作った背景には、学校側の生徒の争奪合戦が実態としてあるからだと思う。
 学校の知名度を上げて生徒の募集を優位にしようという学校側の思惑が強く働いて、全国から優秀な生徒を特別な待遇を以て迎えようとするから、これを規制しようとこのルールを作ったに違いない。

 高校野球は、この弊害がもろに出ていて、名門校といわれる高校は全国から生徒を特別待遇でスカウトするから、毎年甲子園に出場して優勝を争うことができるのである。

 このルールも実態も小さな問題ではないが、もっと大きな問題として感じたことは、生徒の指導に当たっている先生の問題である。

 殆ど駄目出しの連続なのである。

 どうして間違うのか。どうしてそこでミスをするのか。お前がそこでミスすれば、全員がどんなに頑張っても、全てが水の泡になる。

 大会の出番2時間前になっても、生徒は先生に駄目出しをされたり、過酷な選別をされたりするのである。ソロ演奏の奏者が、出番直前の練習で失敗をしたから、他の生徒と後退させられるのである。

 出番2時間前に、失敗をして交代させられた生徒は、何をここで学ぶのだろうか。
 失敗することは許されないと強く心に刻むことだろうか、それとも失敗して交代させられることを、平気で受け止められるようにということだろうか。
 許されないと強く心に刻めば、プレッシャーは益々大きくなるから更に失敗する確率を高めてしまうのである。
また、交代させられても傷つかない強いメンタルと持つというのであれば、失敗を平気に受け止めるということだから、交代させられても悔しがらなくなるということである。
 何処をとっても教育といえる代物とはいい難いのである。

 間違いをなくしたりや上手くやれたりするために、どうすればいいかを教えるのが教育なのに、ここで当たり前のように行われている指導法は、間違いをすれば、そこで間違っては駄目だろうとか、失敗するんじゃないとか叱責を繰り返すばかりで、仕舞いには別の人に交代をさせられるのである。

 そんな指導を受ければ、生徒は益々ミスしてはいけない、自分が失敗すれば他のみんなに迷惑を掛けてしまうというように、プレッシャーが大きくなるばかりである。

 ほんの一握りの人が、偶々運良く失敗することなく切り抜けることができて、優勝の栄冠を手に入れて称賛を受けるのである。

 確かに感動の巨編として、テレビや映画の画面を通して見るには良いかも知れないが、本当にこんな指導法で良いのだろうかと感じてしまうのである。

 高校も大学もプロも、何故アカデミックに教育を考えることができないのだろうか。

 全てが、ミスしないように、失敗したらみんなに迷惑かけて、それまでの努力が水泡に帰してしまう。
 こんな口上を生徒に言うだけが教育だとしたら、生徒は何かを目指せば、必ず挫折をするだけで、一握りの人だけが成功して、残り90%の人は負け組なるということになってしまうのである。

 生徒は、ここで何を学ぶべきなのか。

 勝負は、技術とは、フィジカルととメンタルコントロールの両面を訓練することにある。

 メンタルは、絶えず成功をイメージできるように、成功している映像を思い浮かべられるように、その時の自分の姿や全体を俯瞰した理想の映像を、できだけ詳細に鮮明に脳裏に思い浮かべ、その脳裏に描きつつフィジカルを訓練して、フィジカルコントロールとメンタルコントロールを一致させるように訓練することに教育があり、この過程において、自らの脳やフィジカルやエモーションを向上せしめて訓練することによって、人間が形成されて、技術の高まりと人間性の形成を同時に行うことが重要なのである。

 全国大会で優秀できるのは1ティームだけかも知れないが、これを目指して日々を邁進する全ての生徒は、優勝することができなくても、挫折することなく充分な教育を受けて、その後の人生を自分の力量を以て歩むことができるのである。

 私は、この番組を見て、全く不愉快な思いを抱いたのである。

 多分、この番組を見て、不愉快な思いを抱いたのは、今の日本では極めて少ないだろうが、欧米の人が見れば、大多数の人が私と同じ思いで見るというより、難解で分かりづらく感じたことだろう。
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