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AM 9:00 Temperature 8℃ 雨 March 9, '12(Friday)

 気温が8℃もあるのに北風のせいか、とても冷たいです。

 それでも咲き始めた梅の花は、ドンドン咲いて来ています。

 今週末は、PRBCのジャッジ検定試験です。

 筆記試験は設問が20問で、100点満点中80点が合格ラインです。

 実地試験は、5サンプル映像をジャッジングして、各マヌーバーにおける基準点に対して誤差が
プラスマイナス1/2までが合格ラインです。

 馬場は、不良馬場です。


「循環」

 昨日「クラッシュ」というアメリカの人種差別を描いた映画を見たのですが、その映画の以前からことを知っていたわけではなかったので、何となく暗い映画だなという印象で始まり、徐々に引き込まれていってしまいました。

 何とこの映画は、アカデミー作品賞を取っている作品だったのです。
 なるほどと納得した感じです。

 とても難解といえば難解な映画で、しかし人と人との社会は、一旦ズレが生じると何処までも寄り添うことができないものなのだなぁと思わせる作品でした。
 基本黒人差別が中心で話が進むのですが、その中でメキシカンやアラブ系やアジア系の人種差別も絡んでくる複雑さがあって、幾つものストーリーが同時進行するスタイルで、しかもその一つ一つが何らかの関わりを持っているような構成をされている。

 歩道を歩いている白人夫妻が、黒人の二人連れが向こうから歩いてくるのを見て、夫の腕に捕まる。
 その夫に捕まった婦人を見て黒人は、自分たちを訳もなく黒人だから何か悪さをされるのではないかと、疑って腕を組んだのではないかと猜疑心を持つ、黒人の二人連れは、結局高級車に乗った白人の二人にピストルを突きつけて、車を奪い取ってしまう。

 二人の警官がパトロールしている最中に、高級車を乗っている黒人夫妻を見つけて、一人の白人警官が元々黒人に対して嫌悪感を持っていたらしく、黒人の車を停止させて職質をする。

 黒人夫婦は何もしていないのに、高圧的に振る舞う警官に不満を持ち、口答えをする。すると益々警官は高圧的になって、二人を車に両手をついて立つように、まるで犯罪者を扱うように命令をする。
仕方なく渋々夫の方は従うが、婦人の方は我慢ができずに文句を言うと、今度は白人警官が、婦人が武器を持っていないかと疑って身体検査をし始める。
 白人警官はピストルを黒人夫婦に向けながら、婦人の身体をまさぐりスカートの中まで手を入れて検査をするものだから、婦人は泣きわめきながら夫の不甲斐なさをなじる。
 警官は何も武器を隠し持っていなかったので、黒人達に対して、謝罪すれば態度の悪かったことを不問に付すと迫る。
 黒人の夫の方は、テレビのディレクターをやっているほどの社会的地位を持っているので、騒ぎになりたくないものだから理不尽な警官の指示に従って、謝罪をする。

 後々このことが原因でこの黒人夫婦は、ぎくしゃくしてしまうのです。

 一方車を強奪した黒人の二人は、逃走中に車をぶつけてしまい、そのぶつけた相手が、自分達の乗っている車の下敷きになって挟まって取れなくなってしまうのである。
 その下敷きになったのが中国人で、そのまま轢き殺してしまうかどうかジタバタするが、結局は病院へ連れて行く。
 そしてその中国人が持っていた車をまた盗んで、盗品売買の処へ持っていくと、売人は、車は買えないが中の荷物は買うという。
 そして車の中に積まれていた荷物は、アジアから密入国した人達で5~6人乗っていて、一人500ドルで買うというのである。

 しかし、この車を盗んだ黒人も良いところがあって、チャイナタウンへこの難民を連れて行って、なけなしの金を渡して何か食べなさいといって解放する。

 もう一つ別のストーリーがあって、ある黒人が家に帰ってくるとベッドの下に隠れている5才ぐらいの娘がいて、何か恐いものがいるのかと聞くと、娘は何か大きな音がしたので恐かったと打ち明ける。
 黒人のお父さんは、ピストルの弾があっても爆弾が破裂しても守ってくれる透明のマントを持っているから、お父さんは安全なのだという。そしてそのマントを娘にあげるというのです。
 そしてその娘に、お父さんは、その娘が大きくなって子供を持って、その子供が大きくなって5才になったとき、このマントをその子にあげるのを約束してくれたら今あげようというのです。
 そして娘はそれを信じて、お父さんはその透明なマントを着せる振りをするのです。

 ある日、このお父さんはキーの修理屋で、アラブ人の経営するガンショップのドアキーの修理に呼ばれて、修理をするのだがドア自体を直さないとキーの修理ができないとオーナーにいうと、このアラブ系のオーナーは少し狂っていて、何としてもキーを直せと迫る。
 一悶着になって、結局喧嘩別れをする。

 ところが翌日このガンショップが、泥棒に入られて何もかも盗まれた挙げ句店もぶっ壊されてしまったのである。

 そしてこのアラブ系の店主は、鍵の修理屋を逆恨みして、ピストルを持って修理屋の家の近くまでいって帰りを持ち伏せするのです。
 黒人の鍵の修理屋が買ってくると、店主は修理屋と悶着になって言い合いをしていると、家の中の娘がお父さんの危険を察知して家から飛び出して、自分にマントをくれてしまったのでお父さんが危ないから、自分がマントを着ているのでお父さんを守れると信じて、お父さんに抱きついてしまう。
 そしてアラブ系の店主は、銃の引き金を引いて娘を撃ってしまうのです。

しかし、このとき奇跡が起きて、娘は銃弾を受けなくて助かるのです。

 店主の娘が、荒れた精神状態の父親を心配して、銃の弾を空砲にしていたので娘は助かったのですが、父親の心はこれを機会に静まって、もう一回店をやり直そうと考えるのです。

 黒人夫妻に謝罪させた黒人に偏見を持つ警官がパトロールしているときに、交通事故でひっくり返ってガソリンが漏れ、今にも爆発しそうな現場に出くわすのです。
 勇敢にもこの白人警官は事故車に入り込んで、中に閉じ込められている人を救出しようとするのですが、中に挟まって脱出できないでいたのは謝罪させたときの黒人の婦人で、シートベルトを外そうとするとこの警官に触られて身体検査をされた思いがあるので、拒絶するのである。
 そうしている内に別の車が爆発炎上して、火が今にも迫ってくる切羽詰まった状況になり、そして必死に助け出そうとする警官の仲間が、危険を察知して車からこの警官を引きずり出してしまうのです。

 それでも救出を諦めない警官は再び救出に向かい、何とかシートベルトをナイフで切って、間一髪黒人の婦人を助けるのである。

 そこで、黒人の婦人はこの警官に感謝の気持ちを持つと同時に、黒人に対する偏見で一杯だった警官の心も、何処かで何かが変化したような表情を見せるのです。

 上手く説明できないので、是非この映画をご覧ください。

 偏見から危険を予知して、その危険を予防しようとするから、相手は何もしていないのに差別されたと感じ、どうせ差別されるのだったら初めからやってやろうと考え、一旦歯車がずれてしまうとドンドンずれていって、どうにも仕様のない状態に陥ってしまうし、今の社会はそうなっているのではという提言をしているのではないかと思うのです。

 そして、この映画は一見どうしようもないほど複雑な様相を見せている社会的問題も、俯瞰してみれば循環のズレでしかないのだから、何処かでこのズレを変えて上げれば、修正できるのではないかという提案をしているように感じたのです。
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