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Arena Condition

AM 9:45 November 16, '10 (Teusday)

 昨日の雨は、丁度良いというより少なかったようで、少し湿った程度でした。

 今日は、良い天気ですが少し寒いです。


「裸の王様」

 何故人は、人前で自分をさらけ出すことができないのだろう。特に自分に何らかの劣性を感じているときに、さらけ出すことに恐怖心さえ抱いてしまうものだ。

 しかし、冷静になってみると、それほど人は自分のことに関心を持っていないし、更に良く内情まで見える優れた人には、どんなに繕ってみたところで何もかも見えてしまっているのに、隠したがるのである。
 誰でも「裸の王様」の話を知っているし、それが如何にも愚かしいことだということもまた知っているのに、その轍を踏んでしまうのである。

 自分をさらけ出せるようになるためには、地球を一周するのと同じで、東へ向かっても日本に帰って来られるし、西へ向かっても日本に帰って来られるのであるから、徹底的に自分の主張が正しいと思って、堂々と自分が考える通りの展開を行動するか、やはり徹底して自分の感覚を疑って検証してみるか、何れにしても結果は、一周して同じところへ到達するのである。

 自分の考えや持っている感覚が、疑う余地もないほどに正しいと思うなら、思う存分にやればいい。しかしこのときに出る結果については、客観的に検証しなければならない。
結果を、自分が正しいのだと思いたいという思いで判断してはならない。つまり、結果については妥協することなく検証しなくてはならないのである。
 本当に自分が思っている通りの結果を生み出しているのかどうか、あらゆる手段を駆使して検証して、自分が正しかったことを証明して見せなくてはならない。
 そうすれば、自分が正しくても間違っていたとしても、疑う余地もない検証ができて、正しいという結果が証明されれば、自信を持って是までのことを進めればいいし、間違いだったという結果が証明されれば、潔く改めればいいのである。

 また、もしかして自分が思い込んでいる感覚は、自分ができていると思いたいという意図が働いて、実際の感覚で察知しているのではないかという疑いがあるのであれば、それはそれで、徹底的にその疑いを晴らすべく、ビデオに撮るなり誰かに見て貰うなりして、また何らかの目印を立てるなりして検証する。

 何れにしても、「裸の王様」のまま放置して、放置する時間が長くなればなるほど、人前に自分を晒す恐怖心が増大して、前にも後ろへも動くことができなくなってしまう。

 重複してしまうが、他人は自分のことを自分が思うほど関心を持っていないし、一番見られたくないと思う相手には、どんなに繕っても身ぐるみはいだ裸の状態が見えてしまっているのだ。

 人目に自分のありのままを晒すことを、恐れることほど愚かなことはないということを知らなくてはならないのである。

 自分が何事かについて劣っていることは、恥ずべきことではない。

 しかしそれを真正面から見ようとせずに、人の目に晒すことを恐れ、人目に晒すことを恐れるということは、自分の目で確かめることを避けていることで、心の中で、自分は正しいから正しいと思いたいという思いと、それを人目に晒すことで繕っていることを、見破られるのではないかと恐怖する思いとで、葛藤し益々人前で自分をさらけ出すことができなくなってしまう。

 本当に自分の感覚で確かなものを感じ取っているのであれば、自ずと結果は思い通りになり自信を持つことができるから、人目を気にするということもなければ、況して人目に自分を晒すことに恐怖心などというものが起きるはずもない。

 こんな人を私は、何人も見てきた。私の前では馬に乗らなくなってしまったし、何時でも私の目を気にして、私が馬場に出るとスーッと消えていなくなるのである。 結局そんな人は決して上達しなかったし、止めてしまったのである。
 馬鹿馬鹿しい話である。

 自分が目指すものを、もう一度確認してみればいいことである。

 多分この人は、何事においても本質を極めることよりも、周りの人との比較上の優越性でしか自分の技量を推量するしか道を知らず、そのことさえも気が付いていない。そのことに気が付くのにおいても恐怖しているのかも知れない。

 こんな人ほど、人にものを教えたがるもので、直ぐにレッスンをしたがる。この人のレッスンには特徴があって、必ず教えを受ける人の駄目出しをする。

 欠点や未熟な点の指摘をするという特色があって、それならばそれをどのようにすることによって、欠点や未熟さを克服できるのかということは、全くノーアイディアだ。
 教えてきたことと違うやり方や工夫を、生徒が独自にやろうとすることを異常に嫌うということもまた特色としてみることができる。そしてまた、希に生徒が自分を凌ほどに成長してしまうと、ジェラシーを感じて先生と生徒との関係は、必ずと言っていいほどに拗れてしまうのだ。
 つまり、この人は他人との比較による優越性で、バランスを取っているという精神構造をもってしまっていて、この優越性が危うくなると精神的バランスが取れなくなってしまうのである。

 人目に晒すとは、単に他人に自分を見せるということではない。自分を自分の目で客観的に見るということだ。自分のことを客観視できれば、合理的に自分を向上せしめるのが容易になり、確実な進歩が手に取るように感じることができて、自分の進歩を感じられることはとても心地の良いことなのである。

 自分を客観視できなければ、自分の進歩を感じることは他人との比較でしかできないから、本質を見ることができないし、本当の自信が体に漲ることがない。
 体に漲る自信を感じることができないのは、人前に自分を晒すことに対する恐怖心を生み出してしまうのである。
 どんな繕っても繕えるものではないから、勇気をもって人前の自分をしっかりと自分の目で見なくてはならない。

 結果の検証を厳正に行おうと決心しなくても、ちょっと冷静に自分を見れば、既に結果が思い通りでないことに気付いている自分を知ることができる。思い通りの結果が生み出せていないことは、自分の技量に欠陥があるからで、その技量を疑ってこそ、今出ている結果を打開する一歩を踏み出すことができるし、他人との比較で自分を確認するのではなくて、相対値で自分を確認するのではなく、絶対値としての自分の技量を推し量れる自分でなくてはならない。

 絶対値としての評価を、自分に対しても他人に対しても下すことができれば、何も繕うことはないし、繕うということ自体が不可能だということに気付くことができる。

 絶対値としての評価ができることが、勇気を生み出し、誰を前にしようとも、特に自分の劣勢に対して恥じるという意識を持つということがなくなり、劣勢を見つけ出すことに、喜びを感じることができるのである。
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