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Arena Condition

AM 10:15 September 27, '10 (Monday)

 酷暑酷暑といったあのくそ暑い夏は、何処へ行ったのでしょう。

 小雨の煙る肌寒さも感じます。今週は、曇りと雨マークばかりの予報です。

 馬場が回復する暇もなく雨が降りそうです。


  「対応」

 対応ということを一言で表現すれば、先ず相手の要求があって、その要求に対してどのように応えるかということである。

 しかし、その前に自分の中にポリシーやスピリッツというべき、主義主張がある。その上で相手の要求に対してどのように応えるかによって、事態が悪化や好転などの変化を思案して、対応を考えなくてはならない。
 相手の要求は、その殆どが目前の問題であることが多いものだ。ポリシーやスピリッツに対し何らかの要求をしてくることは極めて希だ。しかしこの要求に対して、どう対応するかとなれば、その目前の問題についての利害だけで判断をして良いものかどうかを思慮しなくてはならない。

 目前の問題を解決することと将来において本質的課題を解決することとは、相反する場合がある。

 目前の問題解決の為に、自分のポリシーを一時的に放棄する。本人は一時的だと思っても一旦ポリシーを放棄すれば、取り戻すことはできない。つまり目前の問題に関する利害を考慮して判断すれば、後々同じような問題が発生したときに禍根を残してしまうリスクを潜在化してしまう。しかし一方で、ポリシーを守れば、目前に悲劇が起きる可能性がある。

 このようなときに一番要求される能力は、勇気である。

 勇気とは、最悪の事態を覚悟できるかどうかだ。自分のポリシーを貫いたときに起きる最悪の事態を想定して、その事態を覚悟できるかどうかで、対応することが全く違ってしまうのである。

 最悪の事態を想定して、最悪を覚悟するには勇気が必要で、その次に解決する手法を創出する知能が要求される。覚悟する勇気に裏付けされた知能と、覚悟しない知能とは全く違う。
 最悪の事態を覚悟した勇気に基づいて発揮される知能は、冷静な判断を創出できるのであり、勇気の伴わない判断には、冷静さや大人としてのなどといった事態収拾などできるはずもない。

 胆力の伴う知恵は、冷静に大人の対応とやらをすることができて、目前の問題を解決し、将来に対する責任も全うできる方法を創出することができるが、貪欲のない知恵は、浅薄になって目前の問題も歪曲し、将来に禍根を残すのである。

 覚悟した上で、事態を分析しなくてはならない。

 この分析とは、自分の利することと相手の利することを洗い出す。そして共に相手と自分のリスクも分析しなくてはならない。

 今回の尖閣諸島の問題においては、日本政府に勇気がなかった。最悪の事態を想定して覚悟する勇気がなかったのである。

 政府に勇気が無いと同時に国民に勇気がなかったともいえる。最悪の事態を想定してそれを覚悟する勇気を、日本政府も国民も持ち合わせていない。持ち合わせのない勇気を覆い隠すために、「大人の対応」とか「冷静な対応」という言葉を使っているのである。

 この場合の最悪の事態とは、2つ想定される。一つは、戦争である。もう一つは日本の独立性の喪失である。

 つまり日本政府と日本国民は、戦争か独立を失うという覚悟をする勇気が必要であったということだ。

 しかしながらこの問題は、日本がどのように思うかによって戦争を想定するかどうかという選択肢がなかったといえる。つまり日本がどんなに戦争を想定したくないと思っても、相手国である中国が始めから戦争も厭わないという前提で、日本を恫喝してできる限りの選択肢を行使してきたのであるから、日本側の意図に関係なく最悪の事態を想定した上で、対処法を模索しなければならなかったのである。しかし日本側に、胆力がなかったのである。

 中国の利することは、自国の国民に対して日本側の非を非難して自国民の生命を守ったというメッセージを送りたい。そして両国間の領土問題についても同時に、中国の領土としての主張を国際的に、特に日本に認めさせることにあった。

 日本側は、嫌な問題が起きてしまったという発想から始まり、司法の判断に政治加入をしない、つまり使方の独立性を保つこと、そして日本の国内法上の問題だから、中国と日本の外交上の問題ではないということにしたいというなるべく避けて通りたい案件であるという思いを持ってしまったのである。

 中国側は、この問題を千載一遇のチャンスだと考えて、領土問題と国民の安全の確保による国民からに信任の獲得の両方を、企画したのである。

 もしこの事件が逆サイドで起きてしまった場合を想定してみると、日本の漁船が領海を侵犯して、中国の艦船に故意に衝突して公務の執行妨害したならどうなったでしょう。
 こんなこと態々考えなくても、北方で起きるロシア戦による日本の漁船が拿捕された事件は山ほどある。このときにロシアは、国内法でとか何とか陸をこらして国際手に何らかの説明をするなどということはなくて、いきなり発砲したり船員を射殺したり、漁船を沈没させてしまったりしている。
 このとき、日本政府は日本国民の生命財産の保全のために、戦争も辞さないという態度を取ったことは一度もない。

 日本政府は、何らかの国力を持って国民の生命財産を守った試しはないのである。

 本来この問題が外交問題に発展すると想定できたのだから、船長逮捕の時点で、日本にとって外交上中国に対してどんな交渉ができるかという分析を、しなくてはならなかった。しかし最悪の事態を覚悟していないものだから、日本政府もマスコミも困った問題としか捉えていないのである。
 勇気を持ってさえいれば、この問題が起きたとき一番困っていたのは、中国政府なのであり、どうやって事態を打開しようかとあらゆるシミュレーションをしたはずなのである。しかし、日本の政府は、困った困ったを連呼しただけで対処法をシミュレーションしたりしていないのである。つまり中国側の要求が起きる度に、対応に右往左往しただけなのである。

 日本は、この問題が発生したとき領土問題を管轄する国交省や外務省は、少なくても何らかのチャンスだと捉えるくらいの胆力を持たなくてはならない。チャンスだと思えないくらいなら、その役割を担当する資格はない。

 馬に乗るにして一国の外交上の対応にしても、自分の主義主張を堅持する胆力が無くてはならない。つまり最悪の状態を想定する勇気を持たなくてはならない。
 胆力を一番奥の心底に宿して、できる限りの知力を尽くして目前の問題解決に心血を注ぐことが必要なのである。そうすれば、発声したあらゆる問題は、一つの解決を見ることによってその経験は将来に役立つし、その解決によって自分と相手の立ち位置の関係性が作られて、次なる問題が生じた場合においての解決に望むお互いの出発点が定まるのである

 仙北官房長官の記者会見で、「ボールは中国側にある。」と言う発言が、亡国論者だと言わざるを得ない。何事に対しても主導権は自分側にあるという考え方を持てなければ、交渉するに当たって戦略性をもつことはできない。
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