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Arena Condition

AM 9:50 May 24, '10 (Monday)

 今日は、ほぼ一日中雨降りのようです。

 明日からは、今の予報だと週末まで雨マークがないようです。気温もさほど上がらず過ごしやすい温度で推移するようです。

 馬場は、2日間ぐらい回復するまでかかるでしょう。


「準備運動 その後」

 準備運動は、パフォーマンスやトレーニングのための準備で、メンタルとフィジカルの両面を表裏一体的に、必要要件を整えるためにある。

 準備運動の必要要件には、パフォーマンスやトレーニングのそれぞれにおいて、求める内容が異なる個別要件と、複数のパフォーマンスやトレーニングに共通している根幹的要件とがある。

 この根幹的要件であるコアは、メンタル的にもフィジカル的にも重要な要件であり、このコアを感覚的に感じ取れることがライダーには、欠かすことができないスキルでもある。

 そのコアといえるメンタル的要件は、絶えずライダーからの要求に備えている精神状態で、ライダーに対してコンセントレーションしていることが求められる。
 コンセントレーションは、ナーバス状態に陥ることと紙一重といえる要因で、ライダーの要求を馬が前もって予測できてしまえば、徐々に馬はライダーに対して意識を集中しなくなってしまう。何故なら、予測できることによって、馬自身がその予測に基づいて判断をするようになって、その分ライダーへの意識が薄くなってしまうからだ。
 従ってライダーは、馬の予測を絶えず裏切って指示命令をし、馬が予測できないように努める。その結果、馬が予期できないライダーからの要求に絶えず備えるようになり、ライダーへコンセントレーションすることになる。しかし、馬が予測したライダーの要求と絶えず食い違いが出るわけだから、混乱してナーバスになってしまうという面も同時に持っている。

 コンセントレーションとコンフューズとの境界線は、ライダーに一貫性があるかないかによって決まる。
ライダーが馬に要求をするときプレッシャーを与え、馬が指示通りの反応を見せたときにそのプレッシャーをリリースするという一貫性である。指示通りの反応でない場合は、プレッシャーを続けるか強くする。その判断が一貫しいることによって、アトランダムに要求が目まぐるしく変化したとしても、コンフューズすることはない。
 判断が一貫するとは、ライダーが自ら要求していることについて、馬がどのように認識してどのような反応することが正解なのかを理解していることによって、できることだ。

 しかし、ライダーが馬に対し要求していることが、ライダー自身の中で明快になっていないと、馬が要求に従っていてもプレッシャーをリリースされなかったり、馬が従っていないのにリリースしてしまったりして、その結果馬は、ライダーの意図をくみ取れなくなってコンフューズすることになる。
 ライダーの要求が一瞬一瞬変わってしまうことによって、コンフューズするのではなく、馬が要求に応えていなくても時にはリリースしていたり、要求に応えてもプレッシャーをリリースされなかったり、その時によってリリースしたりプレッシャーを掛けたりすることに、一貫した行動パターンがなされていなければ、馬はどうしたらいいか理解できなくなって、コンフューズしてしまう。

 さて更に、コアとしてのフィジカル的要件である準備運動は、馬の前肢や後肢それに頭の位置などの馬のパーツを、ライダーがそれぞれにコントロールできるようにするという点と、後肢の踏み込みを深くするということが上げられる。

 馬のパーツを独立して、それぞれにコントロールすることはできない。例えば、前肢をサークルの外方へステップさせようとするには、後肢をその反対側つまり内方へとプレッシャーを与えることと同時に行わなくてはならない。支点を後肢において前肢を作用点として、互いに正反対のベクトルのプレッシャーを与えることによって、この運動を可能にする。
 支点を後肢において作用点を前肢におくことによって、ライダーは前肢を運動させていると考え、作用点を後肢にして前肢へ支点を置けば、後肢を運動していると考えるということだ。
 従ってライダーは、前肢の運動を考えるときに後肢に支点をと意識して、前後肢のコントロールをしなければならない。またその逆に後肢の運動を考えるときは、同時に前肢を支点にして後肢を作用点にするというように、前後肢のコントロールを行うと考えなくてはならない。

 そして更に、前後肢の運動ベクトルが同じ場合は、支点をビットに置かなくてはならない。前後肢をサークルの内方へステップインさせる場合は、ビットを支点としてステップインと反対方向へとプレッシャーを同時に与えて、前後肢のステップインを促すようにすることが効果的なのである。

 つまり、支点は絶えず作用点のベクトルと反対のベクトルを示すように力が働かなければならない。その作用点と支点の運動ベクトルとのずれで、馬のフィジカル的運動のベクトルが変わる。更に作用点と支点とのその力量の差によっても馬の運動の大きさやベクトルも変わる。つまり、その場に位置するようにしたり作用点として運動したりするようになるということだ。

 そして後肢の深い踏み込みは、馬の運動効率を上げるために必要不可欠で、色々なパフォーマンスを軽快に最小限の運動エナジーで可能にする要因だ。
 レイニングにおけるスピンやスライディングストップやチェンジリードなどは、後肢の踏み込みが深くなることによってコレクション(収縮)ができて、スピンであれれば同心円運動が容易になり、スライディングストップであれば、後肢が馬体の重心の下に位置することができて、効率よく加重を支えることが容易になり、リードチェンジは馬体が収縮していると運動モーメントの切り替えが最小限の力でできる作用があって容易になる。
 従って後肢の踏み込みは、全てのパフォーマンスのコアとなる要因だということができる。

 私の場合は、準備運動というものは、メンタル的にもフィジカル的にもパフォーマンスやトレーニングの80%以上を形成すると考えている。またそのレベルの進捗程度によって、準備運動もまたレベルアップするものだとも考えている。
 そしてライダーのレベルは、大凡この準備運動においてパフォーマンスやトレーニングのために、用意周到にその準備ができるようにする推進力や感覚のレベルだと考えている。


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