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AM 9:30 March 6, '10 (Saturday)

 今日は、午後から雨の予報だったのですが朝から降り出しました。 そして明日は、どうも雨から雪の予報まで出ています。

 今しばらく天候は良くならないようです。

「失敗は成功のもと、成功は失敗のもと」

 ある新聞の記事で、戦は6分7分の勝利で十分で、8分の勝利は危うし、9分10分の勝利は、大敗の下作り」で、「失敗は成功のもとだが、成功は失敗のもと」になり、特に若い内に成功してしまうとおごりや慢心をして、やがて失敗することに繋がるということを、戦国武将の武田 信玄が言っているというものが書いてあった。

 この記事を書いた歴史小説家は、若い頃自作の小説を応募して採用され少し有頂天になったが、直ぐに本は売れずに自分の技量のなさに気付いた。それから色々な苦労して精進をし努力した結果、それなりの技量を身につけて、その後順調に本が売れ出した。若い頃辛酸をなめたからこそ現在があって、若い頃直ぐに本が売れていたら今の自分は存在しなかったのではないかと述懐している。

 私は、この考え方には賛成できない。何故なら、この思想の元となる考え方に潜んでいるものは、「失敗は成功のもと」という考え方だからだ。

 失敗の対局に成功があるという考え方自体が間違った考えで、敗戦の対局に勝利があるという考えもまた根本的に間違っているのだ。

 この小説家は、失敗が自分の技量のなさで小説が売れなかったことが、それを自分に教えたと言いたかったのだろう。
 私もその通りだと思う。
 しかし、そもそも小説が売れないことと技量のなさがイコールのなることであるかどうかが怪しいのだ。技量があることと売れる小説が書けるかどうかの因果関係は、定かではない。関係性がないとはいわないが、全くイコールでないこともまた確かなことなのだ。
例えば、音痴な歌手が歌った歌がヒットしこともあれば、音譜の読めない作曲家の作った曲が大ヒットした例を挙げればきりがないほどある。

 本質的な問題は、自分の技量のなさを自分が書いた小説が売れたか売れなかったかによって、知るということ自体が間違っているのではないかと思う。
 
 マーケットの評価と本人が持つ技量に全く関係性がないとはいわないが、一致するとは言えないこともまた確かなことだ。

 この小説家は自分の本が売れることによって、自分の技量や才能があると判断するから、本が売れると技量や才能があると思い込んで慢心へと繋がってしまうというメカニズムになる。

 技量を推し量る手がかりをマーケットの評価に、求めることに本質的問題があるのだ。
だからこそマーケットの評価を得ることによって、自分の技量のレベルを錯覚してしまう元になり、それが経験の浅い若い頃に経験してしまうことによって、錯覚する危険性を持つということなのだろう。

 自分の技量をマーケットの評価ではなくて、もっと客観的に自覚できる方法があれば、錯覚してしまう危険性から解放される。
 それは、才能や能力の実態を知るという意識を持つということで解決する。本当の才能や能力の実態は分からないということを知る必要があって、そしてそれを知る必要性を意識して探索する思考のベクトルを持つということだ。
 何かができる、何かを理解するための能力の実態はよく分からないということで、誰もが暗中模索してこれを訓練することによって、その能力が身につくだろうという仮説を立てて自らを訓練する。そんな中で訓練してできるようになったとしても、目的は身につけることができた能力を発揮して、何らかの生産性のある行動をするということなので、身についた能力実態を探るという意識を持たないのが普通で、次の課題へ向かってしまったりできるのが当たり前になってしまうものだ。
 だからこそ自分に身についている能力であっても、その実態を知らずにいるというのが普通なのだ。そして数々の失敗や辛酸があったればこそ、今の自分があるという錯覚に陥る。
 またその逆に、その錯覚によって自信過剰になったりおごりや傲慢になったりして、自分の技量のなさに気付いたときは、何もかも失ってしまった後で、取り返しがつかなくなってしまうという結末を迎える。

 そして、このようなメカニズムによって腹8分目という思想が生まれるのである。

 マーケットの評価は、とても人の人生にとって重要なことだから、その評価に照らして自分の才能や技量を推し量ろうとしようという心情は、無理からぬことだ。しかしもう一歩思考を深めて能力の実態を探り、はっきりと解明できなくても実態をより突き止めようとする意識を持つことによって、錯覚を未然に防ぐことにもなるし、能力の実態の探索を続けていることによって、どんな能力であっても見つけることが容易になって、効率よく自分を訓練することができて、容易く能力を身につけることができるようになるのだ。

 マーケットの評価を得るにしても相手に勝利するにしても、何をすれば良いのか、どんな能力を見つければいいかを見つける能力が身につくのである。

 そして何よりも良いことは、才能や事前に持っている能力など、これから挑むことを達成したり能力や技術などを身につけたりすることにおいて、大した問題ではないということが分かるということなのである。
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