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Arena Condition

AM 10:00 February 19, '10 (Friday)

 寒くてどんよりとした模様です。 馬場の回復は無理ですが、これから週末にかけて天気は良いようです。

 土曜日曜は、午後3時からジャッジ講習会です。

 2010年は、少しルール改正があります。



 「マーケット」

 物をセールスする場合や広告宣伝などをする場合に、良くマーケットという言葉が使われる。

 マーケットが小さいとか無いというというように、消費者が少ないとこのように表現される。

 物を販売したり普及をしたりしようとする場合、その需要があるのか無いのかと思うからマーケットがどうなっているのか、大きいのか小さいのかと評論家みたいに考える。
 こんなことを言うと何故かインテリみたいに見えるから、マーケットという言葉をよく使う。

 しかし世の中に新しく現れた商品にとって、既にマーケットといわれる存在があった試しはない。
 テレビでも車でもその他ありとあらゆる物にとって、最初からマーケットができあがっていて、マーケットがその商品が発売されるのを待っているということはあり得ない。
 しかしながら、誰もがその商品が売れるのかそうでないのかが気にかかるから、リサーチをしようとして前もってマーケットの動向を知りたがる。

 マーケットは、乗馬をするのと同じで、馬の調教度合いとライダーのレベルとのバランスが問題で、ライダーのレベルが低ければ、馬の調教の度合いを高めなければならないし、馬の調教度合いが低ければ、ライダーに要求されるスキルのレベルは高くなる。このことによって表現されるパフォーマンスのクォリティを保つことができない。

 マーケットの顕在的需要が低いのであれば、商品の完成度が高くなければ売れないし、コストが低くなければ売れない。また、マーケットの需要が高ければ、商品の完成度が低くてもコストが高くても売れる。

 しかし物が売れないと、売り手側が第一に議論されることは、広告宣伝だ。

 乗馬の世界でも、普及が進まなかったり乗用馬の販売が増大しなかったりすると、直ぐに出てくる話は宣伝や広告だ。広告や宣伝とは、売り手側が唯一できるマーケットに直接手を下すことだ。しかし売り手側の意志で十分できることは、売ろうとする商品のクォリティを上げることだ。
 マーケットの需要が低いのであれば、より商品の価値を高めるかコストを低くしなければならい。

 コストの問題は、採算の範囲内で低くするということであって、採算割れしてコストを下げれば、当然商品のクォリティは下がるので、どんなにコストを下げてもマーケットは動かないのだ。

 つまり売れない商品を抱えたマーケットにおける供給側が優先的にしなければならないことは、供給する商品価値を上げることでしかないのだ。

 商品価格について、言葉で批判する消費者がいるが、消費者ができる本当の批判は、買わないということで、言葉による批判は供給側に対する妨害行為に当たる。また、ついでに付け加えておくと、消費者が売り手側のつける価格について言及することは、当然のことだが原価意識を消費者側が持たないで、コストの低いことばかりを要求すると、消費者が本当に要求する商品を供給する人がいなくなって、結局その商品が無くなってしまうことになる。

 一時期国内のウエスタン乗用馬の価格が高いことを盛んに批判していた人たちがいた。

 しかし、乗用馬を繁殖生産して完成品として販売できるようになるまで、約5年の歳月(妊娠期間11ヶ月を含む)がかかる。トレーナー一人が毎日トレーニングできる馬の頭数を約10頭として、2年間トレーニングするので毎日トレーニングしたとしても、年間商品として供給できるのは、5頭でしかない。
 1頭の馬が5年の歳月を経て商品として完成するわけですから、1年あたりの生産高を100万円とすると、1頭の価格は500万円になる。すると5頭分の売り上げ価格は、2,500万円になる。

 トレーナ一人あたりの生産高は、1年で5頭生産するわけだから、2,500万円でしかない。しかもこれは売り上げベースであって利益ベースではない。

 日本国内であろうがアメリカであろうが、基本的にこの計算は当てはまることで、コストを下げることは不可能だとはいわないが、乗用馬という商品に関しては、コストよりも商品価値を上げるということでしか、マーケットにも供給者側にも利益をもたらすことはできない。
 つまり、競技会やその賞金やブリーディングフィなどに、付加価値をマーケットが見出すような社会を構成せずして、普及や販売は可能にならないのだ。

 マーケットが何時の世でも持っている普遍のベクトルが具体化するように、インセンティヴ要因を掲げる事で、マーケットを誘導する。この役割は協会や行政府や自治体などの組織の役割だ。少なくても商品の供給者側が、果たさなければならない役割だ。しかし協会やその他の組織は、時によって自分の組織の権利擁護や権力増大を計ってしまう。マーケットにとって利益に繋がるようなインセンティヴ要因を提案することが指命だという事を忘れてしまう。

 話がずれてしまったが、商品の供給者が優先して考えなくてはならない事は、大きな資力や販売するネットワークや広告媒体を動かす力などがなくてもできる事、即ち商品のクォリティを飛躍的に上げる事だ。
 もちろんクォリティを飛躍的に上げる事はそう容易くはない。しかしクォリティを上げようとしようがそうでなくても、やることに変わりがない。

 当たり前のことを誰よりも正確に完成度を高くすることで、奇跡は起きる。

 たった5人でも10人でも世界を、変えることはできる。変えることができない理由は、マーケットがどうのこうという問題ではない。マーケットの消費動向は、どんな時代であっても目の前にある商品でもまだ世に出ていない商品であっても、優れた商品を誰よりもいち早く、誰よりも廉価で手に入れたいというベクトルを持つ。特にメンタル的にも経済的にも優越性を誇れるものであれば、その要求は強くなるということだ。

 マーケティングとは、とても単純なもので、個人の持つ優越性を満足させる要求でその動向は決まる。

 従って供給する側がやるべきことも単純でより優れたクォリティの商品を低価格でマーケットに送り出すということだ。只、価格というのは相対的なもので、絶対値ではないからリセールする価格との対比や同程度の商品との比較や第三者が所有するものとの比較でしかない。
 決して絶対値としての価格ではないということだ。
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