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Arena condition

PM 3:00 December 11, '09 ( Friday)

 午前中から雨が降り始めて、今は本降りとなってこれからも強く降るらしいです。でも明日は上がるらしいです。

 馬場は、午前中いっぱいぐらいは、水が浮くこともなかったのですが、今は完全に水が浮いてしまいました。

 気温の低い今の季節は、回復するのに大分時間を要することと思います。

 「二元的社会と一元的社会」

 私が昔ゴルフを始めたとき持っていたゴルフに対する印象は、それまで私が取り組んできたスポーツとの取り組み方とは、全く違ったものだった。

 それまでを思い起こすと、そんなものに何故か憧れや尊敬を持っていたような気がする。何故なら自分は、何時もスポーツに取り組むとき目的があって、勝利することや上達することがそれで、そこに向かって一心不乱に取り組む。
殆どの人はその目的を一生懸命続けることができず、時にふざけたり他のことに遊びほうけたりしてしまうもので、そんな人に限って上達しないし勝てないものだ。
 ところが中には希だが、あまり集中して練習したりしないし、直ぐに遊びに夢中になったりして、到底一生懸命に取り組んでいるようには見えない。しかしその人は、周りの人とは違って上達するし、勝負に取り組むときはそれまでふざけているかと思ったら、あっという間に集中して結果を出す。

 そんな人とは丸で自分は遠いタイプの人間で、絶えず一極集中で、目的に向かってただ一生懸命に向かって一心不乱になってしまう。

 そんな私がゴルフを見たとき、談笑しながらプレイを楽しんでいるように見えて、しかし勝負をしている。ですから、私はゴルフをするときにゴルフ以外の話や考えをしたりしてその時間を楽しみながら、しかしボールをヒットするときだけそのプレイに集中するスポーツというものに憧れを持ったのである。
 しかし、やはり私のゴルフは、そんなゴルフとはいい難いものになっていた。

 どうも日本の社会は、単純に決めつけるわけにはいかないかもしれないが、第二次世界大戦に突入していったときや、日本の映画や、今の日本の政情などを見ると、一元的社会ではないかと思う。

 一方アメリカ社会を見ると、二元的というか多元的社会ではないかと思う。

 特にアメリカ映画を見るにつけ、子供の頃から感じていたことなのだが、戦争映画を見ても当然その戦局において勝利するという目的はあるが、日々の兵士達はその時の生活をエンジョイしようという試みが至るところで見られるし、それを軍隊全体として認めている雰囲気が感じられて、上官も一兵卒もそんなゆとりがあるように見える。しかもドイツの軍隊に関しても、将官級の宿舎などを見てみても、立派な建物だったり食事の時間でもオーケストラが入って、奏でる音楽の中で食事をしていたりする。
 しかし日本の戦争映画には、一切そんな映像は出てこなくて、せいぜい旅館の宴会場で泥鰌掬いをやっているのが関の山だ。

 今の世情を見ても同じことがいえる。
 
 民主党が勝利して官僚の無駄使いが問題となると、一挙に国民やマスコミはそれ一辺倒になってしまって、役に立つ可能性が見えない不確定要素のものは、立ち所に無駄だと決めつけて排除する。
 世の中が発展したり変化したりするということは、価値観が変化するということであり、無駄が無駄でなくなったり、必要だと思っていたものが必要でなくなったりするということなのだ。

 今回アメリカに滞在していて強く感じたことは、確かに景気が悪くなって警戒心を持ち不安感を彼らは抱いているに違いはないが、その時をエンジョイするという気持ちを決して失っていないということだ。

 しかもそれでいて大きなそして根幹的な目標を誰もが共有していて、その目標からぶれることは決しなく、その価値観は揺るぎない。しかしその過程において、個人個人が持つ自由を決し束縛せず、みんなでその瞬間をエンジョイしながら同時にその目標を実現していこうという心情を誰もが当たり前のように持っていることを強く感じたのである。

 目標を推進していくことも重要だが、その瞬間瞬間において営む人々がエンジョイすることも同レベルに重要だという認識を彼らは持っている。

 ご存じの方も多いことと思うが、レイニングのフチュリティの会場における馬房は、ブリーディングスタリオンやランチのプロモーションにおけるプレゼンテーションの場で、綺麗にポスターや看板などで飾られている。

 そんな中で、各スタリオンをプロモーションしている馬房で、ファイナル近くなると毎晩パーティが開かれていて、そこに関係のある人もない人も集まって飲んだり喰ったりして、談笑する。勿論、食べ物や飲み物は、そのランチが無料で提供している。

 そこに集まる人は、馬を買いに来ている人もいれば、来年のブリーディングを依頼しに来ている人もいれば、その人の友達もいれば、全く馬も買わないしブリーディングをしない人も含まれる。
 でもそんなことは、その中の一人ひとりは気にしているようには見えない。
 そんなパーティの中に日本人の私が入っていくと、俺はお前を見たことがあるとか、お前は日本から来たらしいが、日本の様子はどうだとかと聞いてくる。かと思えば、私の存在なんか気にも掛けていない人もいる。

 でもみんな何処かで、自分のビジネスを少しでも発展させたいと思っているし、この社会がもっとグローバルに発展して欲しいと思っている。そしてまた、このことと同レベルで今をエンジョイすることも重要だと誰もが思っているし、そう思うのを一々意識するほどのことではないくらい当たり前のようだ。

 私は、大人の社会として日本が成熟し発展して行くには、「欲しがりません、勝つまでは」という一元的社会構造から脱却して、多元的社会構造を教育の段階から構築する必要があるのではないだろうかと、痛切に感じる。

 今経済状況が閉塞状況にあって、しかもの政治状況も大衆迎合主義に陥って、リーダーシップは大衆に迎合することではなく、どちらかといえば現況に反することを舵取りするものだから、時の大衆には嫌悪される存在になってしまうのだが、そのことがリーダーの苦悩なのだが、その苦悩に耐えられるリーダーをこの国は、教育現場もマスコミも育てようとしないで、粗探しばかりしている始末だ。

だからこそ大衆も政治家も経済のリーダー達も、一元的社会のからの脱却を考えなくてはならないときなのではないだろうか。

 馬に乗って、上達したり競技会で良い成績を修めたりすることも重要だが、その時の過程において、我々はエンジョイしているのかどうかもまた重要なのではないだろうか。誰かが誰かを教えているとき、生徒がそのスキルを獲得する為に教えているには違いないが、先生がその練習の過程において、上達することだけの至上主義にならずに、生徒がエンジョイしているかどうかやエンジョイできるのかどうかも同時に配慮しなければならないのではないだろうか。

 しかしまた、社会で生活する全ての人が、多元的社会の中で生きるということは、どんなにその時エンジョイすることを大切にするからといって、根幹的目標を見失うことがあってはならないし、この今をエンジョイすることと目標を達成するという二つを、同時に達成することを絶えず思考することが多元的社会なのだという認識もまた持たなくてはならない。
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