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Arena Condition

PM 8:30 October 25, '09 (Sunday)

 今日は結局昼過ぎから少し晴れ間合さして、馬場はあれ以上悪化せず騎乗できました。

 そして予定通りサドルブレーキング第2弾を行いました。

 「上手くいかない循環」

 相手があってやることは、相手がそれをやるために兼ね備わっていなければならない事と、自分が備わってなければならない事との両方が、具備しなければ上手くできない。

 相手が備えなければならない要件と、自分自身が備えなくてはならない要件の2つが、揃ってこそ成り立つ時、多くの人は自分の要件を先に考える。そして先ず自分の要件を備えるように訓練や学習をする。

 しかしその訓練や学習をするには、相手を使って行う。
 そしてその相手を使うにも関わらず、その相手が要件を整えているのかどうかなんて関与しない。だからこの訓練や学習は、失敗の連続となる。

 自分は未熟だから失敗するのは当たり前だから、その考え方ややり方について、何の疑問を持たないで、ただひたすら自分が備えなければならない要件を、一生懸命努力をして訓練や学習に専念するのである。

 これが上手くいかない循環を、形成してしまっていることなのだ。

 包丁でものを切る時、包丁を扱う人の技術がどんなに優れていても刃こぼれしている包丁では、良く切れることはない。

 道具を使うものでも動物を使うものでも、その人の技術を高めたとしても、目的の作業を完璧にこなすことはできないし、道具や動物が完全であってもそれを扱う人の技術が低ければ、やはり目的の作業を完璧にこなすことはできない。使う人と扱われるものとの両方がその要件を備えてこそ、目的をなすことができるのだ。

 しかし人は、その両方を同時に学習したり訓練したりすることは困難だ。

 日本人の多くには、こんな場合に必ずといってもいい行動のパターンがある。それは人だけを訓練しようとすることだ。

 馬を乗るにしても家を建てるにしても何かを作るにしても、先ず一方的に人を訓練しようとするのだ。

 馬を乗るには、馬を訓練して技量の低いライダーにも対応できるようにする。
 大工道具を発達させて、腕がない大工にでも立派な家を建てられるようにする。
 何かを作るにしても、材料や道具を最大限に工夫されたものを作り出したり見つけ出したりして、簡単に作れるようにする。

 こんな思想そのものが日本にはない。

 スポーツでもビジネスでも人間を訓練したり働かせることによって、目的を果たそうとするばかりで、周辺機器や対象物を工夫して人が容易に目的を果たせるようにするという意識が、どうもこの国では働かない。

 こんな思想が、失敗の繰り返しをすることでやがて成功へと繋がるという思想を形成しているのだ。この思想は、合理性という考え方が入り込む余地を許さないという意識を、同時に醸し出している。

 ソフトバンクという野球の球団が経営赤字を克服する為に、球場の入場券を売りに歩くセールスマンを雇っているのに対して、アメリカのレッドソックスという球団は、経営戦略として、20人の女性を雇用してパソコンの前に座らせて、全世界から来るあらゆる要求や質問のメールに対して、返事を返すということをしていたり、全世界から優秀な選手を獲得して、その出身国の優良企業からのスポンサーシップを獲得しようとしたり、如何に優良な商品を創作して、顧客の消費を獲得するかという戦略を練るのだ。
 ここで注目すべきは、日米の野球球団の経営戦略の違いで、それは汗をかく場所が違うということだ。
 それは、ソフトバンクでは、セールスマンが顧客に出向いて交渉することで汗をかくということで、結果としてセールスマンの腕に球団の経営を託しているということができる。一方レッドソックスは、販売商品の創作に全知全能を駆使し、その商品に経営を託しているということだ。

 ここでも人を訓練するのか道具を創造するのかという決定的な違いが見えるのだ。

 しかし、日本にもアメリカと同じ事をしている階層の人達がいる。それは、大工さんでもスポーツマンでも優れた人といわれている領域の人達だ。
 この人達の使っている道具や用具は、あらゆる工夫が施されていて、極めて自分の技量や特徴にマッチしたものを考案して、道具や用具としての完成度を高めているのである。
 本来は、達人と呼ばれる人にとって必要なことなら、ビギナーにとってはもっともっと必要なことなのではないだろうか。

 つまり包丁の使い方を覚えるなら、良く切れて使いやすいもので訓練すべきだということになる。
 もし切れる包丁が直ぐに手に入れることができないのであれば、先ず切り方を訓練する前に包丁を研ぐ技術を獲得する必要がある。少なくても切れる包丁とは、どんなものなのかを知る必要があるのだ。

 これと同様に相手のあるもので何かをなそうとする時に、先ず自分の訓練を始める前に、相手や道具の良いものとは何かを知る必要があって、それを知った上でその道具や相手がより機能を発揮するようにするために、どうすればいいのかを考えなくてはならない。
 ここで汗をかくことによって、結果として自分の訓練にもなり、且つ道具や相手を高めるようにする技量も身につくということになり、成功の循環を形成することができるのである。

 しかし、先ず自分自身の訓練を優先して考える人は、失敗や上手くいかない循環を繰り返すことになり、自分は未熟だから失敗を繰り返すのは、当たり前だと思い込んでしまうのだ。

 幼児教育で、先ず幼児にとって環境を整えるということを誰もが考えるように、技量が未熟だということは幼児と同じで、技量が未熟であってもできるように用具や道具や相手の優秀なものを整えた上で、訓練を始めるということが大切なのであり、その優れた用具を、作れるように訓練することから始めることが有効なのだ。

 先ず上手くいかない循環は、自分が未熟だから仕方がないという考え方を排除する必要があって、未熟であってもできるということや成功するということを、どうやって作れるのかについて汗をかくという意識をもつことが、何よりも重要なことなのだ。
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