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PM 8:30 March 24, '09 ( Tuesday)

 明日は、曇りで昼頃に一時雨が降るらしいです。

 馬場は、少し湿り気がありますが、良い状態です。


「外交」

 外交における基本中の基本は、一人の人間自身のプライドです。

 特に欧米の哲学の基本は、自分自身に対してプライドを持つということで、誰もが自然権として自分自身にプライドを持っているというのが当然で、もしこのプライドが少しでも欠けている部分があるとすれば、自分自身の瑕疵を自分が認めているということだと解釈するというものです。

 日本人には、謙譲の美徳というのがあって、このプライドとややもすると相反してしまう。

 日本においてプライドというと、厄介なものを扱うという認識があります。

 プライドが高い人のことを何かにつけてうるさく厄介な人というイメージを持ってしまいます。

 本来プライドとは、他に比べて優越感を持つということではなくて、自分自身に優れたところがあるとか、氏素性の格式が高いとか、何か偉業を成し遂げたかということは、無関係な次元のものだということを日本人は学ばなければなりません。

 つまり自分がこの世に生を受けているそのこと自体に、誇りを持つという意味で、何があるとか、無いとかによって、プライドが左右されるというものではないのです。

 人としてのプライドが確立していることこそが、ネゴシエーターの基本原則です。

 国家国益を考えて、外国と外交交渉するには、自然に持ちうる要求というというものがあって、その上に交渉課題があるということなのです。互いに相手国の尊厳を尊重して、交渉のテーブルにつくということが基本です。しかし個人のプライドが確立していないことによって、直接的に交渉課題の議論に入ってしまうという過失を犯してしまうのです。

 自然に持ちうる要求とは、互いが相手に対して敬意を持つということで、もしどちらかが相手に対して敬意を持っていないとしたら、交渉課題の議論に入る前に、この前提条件を整えることに、時間をかけなくては、交渉を成功に導くことはできないという意味です。

 例えば、アメリカのサブプライムローンの破綻による経済危機が起きた時の国際会議をアメリカで開催したことなどは、全くなっていないし、この問題の解決に対して、アメリカ国民が真剣にならないという欠陥を作り出してしまって、この問題の本質が解決しないということに、外交官は元より各国の財政大臣さえ気がついていないのです。

 この問題の解決の本質は、アメリカ国民の世論が責任を感じて、自分たち一人一人が何かをしなければならないと思わなければ、解決の方向へは向かわないということなのです。しかしこの国際会議の開催をアメリカでしてしまったことによって、何も解決しないということになってしまったのです。
 その責任は、麻生太郎総理大臣であり日本の外務官僚にあるのです。

 昔日本が戦争に負けて、アメリカに当時の総理の吉田茂が講和のための演説した時、当時の外務官僚は、敗戦国になったことによって失ってしまったプライドによって、英語でそのスピーチの原稿を書いた。それを見た白州次郎は、激怒して即座に日本語に書き換えさせて、吉田茂は、母国語である日本語で演説をしたのです。このことによって、日本は敗戦したとしても決して魂までを売ってしまったわけではない気概を世界に示すことができたのです。

 これが一人の人間として持つべきプライドなのです。このプライドを持った人間でなければ、人から信頼されるということはないのです。

 どんな高齢化社会が来ようが、一人一人の人間の尊厳を疎かにしてしまう社会のシステムや風潮が作られてはならないのです。

 明治維新の時に、何故日本は欧米の植民地にならなかったのでしょう。

 東南アジアや中国や韓国は、外国から浸食されたにも関わらずに、日本の独立が維持できたのは、江戸幕府が崩壊状態になった時に、各藩同士の争いが始まり外国から借金を始めたが、途中で自制が働いて、維新の旗頭になった下級武士階級の高潔な精神が日本の独立と尊厳を守ったのです。

 国家の存亡とか国家国益を担うというような大舞台で、何がものというかというと個人のプライドなのです。

 何故、清王朝が崩壊する時中国は、香港割譲をしなければならなかったか、その歴史を見れば、如何に個人の高潔な精神が、国家の存亡を救うのだということが良く分かるのです。

 日本は今、家庭のあり方や親子の関係や学校教育から見直して、個人のプライドの有り様を基板とした仕組みを構築しなければならない時なのです。
 100年に一度の経済危機は、日本再構築の最大のチャンスなのです。

 そして、日本人一人一人の心に確かなプライドを取り戻した時、外国から尊敬される外交の方向性を見出すことができるのです。

 世界の人類に対する尊厳を基板とした外交を主眼におくことによって、各国の政権や時のリーダーに媚びを売るのではなくて、世界人類全体の福祉に日本が貢献できる外交が実現できるのです。
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