Arena Condition

PM 7:30 February 28 , '09 ( Saturday)

 明日は、曇りのち雨になってしまいました。
 馬場は、相変わらずぐちゃぐちゃです。

 天気が悪いものだから、益々ロープの腕が上がってしまって、ローパーの皆さん申し訳ありません。


 私は、元々好き嫌いが激しい。

 食べ物や映画などの娯楽も、それに人見知りでもありました。

 よその家で、ご飯をご馳走になるのが嫌で嫌で、しようがありませんでした。

 高校ぐらいの時に、友人に友人を紹介されて、3人でいるとどうにか会話になるのですが、共通の友人が席を立ってしまうと、黙ったままになってしまうような人でした。

 私は、見る映画にも、大凡ジャンルが決まっていました。

 映画が大好きで、映画館を持ち回りするほど一日中映画を見てしまうことも、珍しくありませんでした。

 ある日、日比谷へ一人で、映画を見に行ったのですが、見ようとしていた映画の人気があって、映画館が一杯で立ち見でも入れなかったぐらいでした。

 それで、バーバラストライサンドの「スター誕生」という映画があまり人気なく直ぐに入れたので、好きなジャンルではなかったのですが、仕方なく見ることにしました。
 ストーリー的には、どうでも良いような映画でしたが、この映画の中でバーバラストライサンドの歌声が素晴らしくて、この歌声にとても感動しました。

 そしてこの映画を見てからは、自分が好きなジャンルに拘って、食わず嫌いして見ていなかったことによって、どんなにか素晴らしいものに、出会えるチャンスを失ってきただろうと後悔したのです。
 それからというもの、私は食わず嫌いを努めて止めるようにしたのです。
 

 何かどこかに素晴らしいものが潜んでないかと、絵でも本でも家具でさえそんな目で見ることにしています。お陰で、その後にも、素晴らしいものに出会ったことが沢山ありました。

 映画では、「ポセイドンアドベンチャー」です。これも後々は人気が出ましたが、封切り当初映画館は、あまり観客が入っていませんでした。やはり違う映画を見に行ったのですが、やはり入れずにこの映画を見る羽目になってしまいました。そして大変面白く拝見したのを覚えています。

 本でもそうでした。歴史小説が好きで、とりわけ司馬遼太郎の作品がとても好きでした。
 しかし、あまり中国の歴史物は、「三国志」は読みましたが、あまり興味がありませんでした。

 毎年渡米する時は、本を買い込んで滞在中に読むのが予定の行動だったのですが、司馬遼太郎の本も読み尽くしてしまって、読むものがなくなってしまった頃、「重耳」という宮城谷昌光の作品が目につきました。変な題名だなという印象で、でも「まぁいいか」てな感じで買いました。
 ところが読んでみると大変素晴らしい本で、誰彼構わずこの本を勧める位です。
 それからというもの、宮城谷昌光の作品は、でる度に買いあさって読むようになってしまいました。

 この本以来、私の歴史旅行で、中国へ渡って未だに、日本へ帰って来られないでいる始末です。

 でも良いことばかりではありません。ジャンルや自分の好き嫌いに拘らずに、積極的に色々なものに好奇心を旺盛にして望むようにしていますが、やはり裏切られることの方が多いです。只、この裏切りにめげることなく、努めて食わず嫌いをしないように努めて、意外な感動を探すようにしています。

 人見知りも激しくて、中々仲良くフレンドリーになれません。馴染むようになるには、大変時間のかかる人でした。
 実質的に、このことが今矯正されているかというと、全くといっていいほど直っていないのが実情です。
 しかし、私は、色々なものに興味を持つし、先日ここに書いたようにトライアングルのフォーメイションという理論を見いだした時に、人と対話するのが難しくなくなったということがあって、本当に馴染むようになるために、時間がかかることには変わりがありませんが、人と話をする時に、相手のテーブルとか話題で時間を過ごすように努めることができるようになった気がします。

 自分のテーブルで話をしようとすると、その話題の前提条件を事前説明する必要がでて、中々話が弾むことは難しい。しかし相手のテーブルで話をすることによって、相手の信条や価値観を図ることができるし、相手は得意分野だから、こちらの相槌の打ち方を上手くすれば、話は弾むという寸法です。
 ここでも、意外なことに出会うことがあって、興味が尽きることがない。

 相手のテーブルに関する知識とか掘り下げるような言及ができなければ、やはり話を盛り上げることはできません。
 その為にトライアングルフォーメーションが役に立つ。


 相手が具体的に行っていることや仕事において、本質的に成功だと思えることが何なのかとか、どんな風になることによって満足するのか、ということを聞き出すようにすれば、話は成立するし盛り上がるし、相手のことに対する知識が乏しくても、きっかけさえ掴めれば、相手が親切に教えてくれるものです。

 その人に初めて会う前に、そのものを初めて見る前に、予めその人やものに対する予備知識を得ておくと、先入観ができてしまう。

 その先入観を無機質のように自分の中に入れることはできず、必ずその情報を得ることによって、その人やものに対する好悪の感情が芽生えてしまい、先入観を持つことになってしまいます。

 その先入観によって、その人やものをあるフィルターを透して見ることになってしまい、その人やものの本来の姿を見誤る危険性が生じてしまいます。

 まして、このことがビジネスや重大な案件に関わるとなれば、事前の情報は、必ず必要なことであり、 どうすれば、この事前情報によって作られてしまう先入観によるリスクを回避できるでしょうか。

 甚だ難しい話になりますが、事前情報に対して、そのまま情報として受け入れることが危険だということです。

 例え新聞やテレビや雑誌や本やインターネットなどによる情報であっても、その情報の取得者や伝達者などの感情が入っていると思わなければならないし、その感情がどんなものであるのかを洞察して、その情報を解さなければならないということです。

 テレビや本などで得る情報には、「何々です。」「なんと驚くことに」「こんな事がありました。」のように、情報そのものに「です。」「なんと」「こんな」のような言葉がつきます。

 この言葉に情報伝達者の感情が潜んでいるのです。ここをしっかりと聞いておかないと、いつの間にかその情報を否定的に聞いてしまったり、肯定的に聞いてしまったりしているのを気付かずにいることがあるのです。
 高視聴率を獲得する番組や人気タレントの言うことには、大衆感情が知らず知らずの内に、語尾の言い回しによるマインドコントロールされてしまっていることが多いのです。

 皆さんは、大丈夫ですか。

 誰にでも好みがあって、例えばテレビタレントなどに対しての好き嫌いは、いつの間にかその好みによって決まってしまう。しかしその好みとそのテレビタレントの人柄とは何の関連性もない。

 かといって自分の好みを捨てるつもりはないが、自分の好みを認識していることが大切だと思うのです。

 訳もなく人のいうことが耳障りに聞こえた時、それは自分の好みによることなのか、それとも何か根拠があるのかというチェックをしておかないと、大変な誤解を生んでしまいかねないし、この誤解によって本当は素晴らしいことに出会える可能性を無にしてしまうような、見えない損失を被るのです。

 食わず嫌いや自分の好みによって、見えない損失をしてしまうことは、見えないだけに始末が悪い。
 思いがけない感動や素晴らしい質感と出会えた時に、これまでどれだけの損をしてきたものかと何時も思うのです。

 ジャンル分けした好き嫌いとか好みとか食わず嫌いに、要注意だと思っています。しかし、懲りずにも自分の好みは大切だし、インスピレーションは、とても大事な才能だと思ってもいます。
 
 只、自分の好みや傾向をしっかりとと認識しておかないと、その好みが、見えない損失を作ってしまう原因そのものだとも思っています。


 ある会合で、昔読んだ本のことについて話していると、良く覚えているもんだと感心されたことがあって、どうして覚えているのかを聞かれたことがありました。

  その時の私の応えは、本でも映画でも闘いながら読んだり見たりしているからだと応えました。
 
 私は、映画でも本でも闘います。そして闘いの中で、色々な事を感じたり学んだり感動したりすることができると思っています。だからその闘いがつまらないと思った瞬間に、本でも映画でも途中で投げ出します。

 昔、哲学書を少しだけ読んでいた時代があって、沢山の闘いがあってつまらなくなって、今では哲学書に失望感を持っています。そして、中国の歴史小説には、私の想像を超える哲学に出会えることがあって、それが最大の魅力なのです。

 人は誰でも色々な特徴を持っています。性格、顔かたち、運動神経、思考力、思考癖、行動癖、好き嫌い、生い立ち、プライド等々。これらを誰もがそれぞれに持つ才能だと思うのです。

 只、これらを単なる特徴でしかないのか、才能たり得るのかは、少しの工夫が必要だと思うのです。

 その工夫とは、その特徴を知るということです。自分の特徴をどれだけ多く、そして深く認識するかによって、外部情報をどのように受け止めて処理できるかという能力に係ってくるからなのです。
 
 外部情報を取捨選択して、情報管理をしています。この情報管理をする時に、誰でもが、自分の特徴によって加減乗除をして処理しているのです。

 この加減乗除は、自分の特徴を作っているこれらの要素です。しかし長い間これらの要素が同居しているので、意識することが少なくなってしまっているものです。しかしこれらの要素が大変な仕事をしているということに気付くべきなのです。

 これらの要素が仕事を止めるのではなくて、どんな要素が情報処理という仕事をしているのかということを認識していることが大事なのです。認識していれば、これらの要素をコントロールして、良い仕事に結びつけることができるのです。

 例えば自分が天の邪鬼で、誰かに先回りして言われてしまうと、それが良いことであっても否定したくなってしまうとすると、その天の邪鬼だということを認識していれば、否定したくなってしまった時、一歩踏みとどまって、本質がどうなのかという判断をするチャンスが生まれるのです。

 自分の「顔の形」「運動神経」「性格」「好き嫌い」「思考力」「思考癖」「生い立ち」「経験」「プライド」などの特徴は、自分の才能へと変幻自在に成長する万能細胞なのです。

しかし、この万能細胞は、そのままでは、才能として機能することはありません。

 刺激と工夫が必要なのです。それは、色々な感動をすること。そしてその特徴を情報処理する時に、必ず意識下において行うことなのです。

 完
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