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Arena Condition

PM 10:00 February 15 , '09 (Sunday)

 今日は、日中少しだけ晴れ間が覗きましたが、おおよそ曇り空の一日でした。

 馬場がかなり乾燥してきて、週明けには、水を撒かなければならいと思っています。


 昭和の映画スターというと、石原裕次郎という人の名が一番に浮かびます。そして三船敏郎という名前がやはりビッグスターだろうなという風に思っていました。

 最近BSで黒澤明の特集をやっていまして、ご覧になった方も沢山いらっしゃるのではないかと思います。

 私の世界では、三船敏郎という人がビッグスターだということは知っていましたが、当時の日本国民にとってどんな存在だったのかがよく分かりませんでした。

 どんな存在だったのかという意味は、当時の日本といえば、戦後間もない貧困の時代で、長嶋茂雄、力道山、石原裕次郎が日本の大スターになったのは良く理解できるのです。

 何故ならば、彼らは、スクリーンやリングや野球場で、超人的ヒーローだったからです。

 だからこそ何故、三船敏郎がビッグスターだといわれたのかがよく分からないというのがあります。

 それは、長嶋茂雄、力道山、石原裕次郎は、スーパーマンだから当時の日本人にとって、貧困や弱者にとって、夢であり憧れ的存在として、このお三方が国民的スターになるのは良く理解できるのです。


 しかし、黒澤明の映画の中の三船敏郎は、決してスーパーマンではない。どちらかというと普通の人であり、黒澤映画の素晴らしさは、心理描写の醍醐味と必然性の折り込み方の絶妙さではないかと思うのです。

 当時貧困に喘いで、明日の糧をどうして得ようかとしていた時代に、この黒澤映画を見て、本当に映画館がいっぱいになるほど観客を動員したのだろうかと思うのです。

 今、黒澤映画を見て、感動して繰り返し繰り返し見ていますが、昭和初期にこの映画を見に、当時の日本人が押し寄せたとしたら、私は当時の日本人を見直したいと思いました。

 同時代に、日本には沢山の職人といわれる人たちがいました。この人達の技術力は本当素晴らし物がありまして、もう後継者がいなくなってしまって、同じレベルの物を今では作れなくなってしまった物が沢山あります。
 黒澤映画と同じで、地味な職人の優れた技術で作られた物の理解者が居なくなってしまって、工場で大量生産された物や代替え品に取って代わられれてしまったのです。

 そしてこの職人と呼ばれる人達を我々は、顧みようとしなかったのです。

 私自身がスーパーマン的な物を好んでみていた側の人間でしたので、特に思うのかも知れませんが、もしかしたら三船敏郎は、黒澤映画が海外で評価が高かったので、逆輸入として、日本でスター的存在になったのかなと想像をしたりします。

 日本の映画が海外で評価されるのは、極めて希です。それは、荒唐無稽でそこに出てくる俳優をスーパーマンに仕立て上げているだけだからではないでしょうか。

 しかし、黒澤映画の中の三船敏郎は、決してスーパーマンではありません。「椿三十郎」も「用心棒」も決してスーパーマンではありませんし、「酔いどれ天使」「静かなる決闘」「天国と地獄」などは、正しくどこにでもいる普通人です。

 私は今、彼こそがスーパースターだと思いたいし、素晴らしい魅力あふれる映画俳優だと思います。

 ジョンウェインも、決してスクリーンの中では、スーパーマンではないし、他の海外のビッグスターといわれる人たちを見ても、スクリーンの中で超人的に強かったりはしていません。映画の中で苦悩したり挫折したりしています。

 日本は、これからスターといわれる人がスクリーンやテレビの中で、超人間ではなくて、普通人であって、脚本の力で、魅力あるという共感を与えるような人であって欲しいと思うのです。

 日本人が、大人社会になる日が来た時は、どんな人がビッグスターになっているのでしょうか。
 日本がバブル時代と呼ばれた時の少し前に、本物志向という言葉を良く聞きました。

 私は、この本物志向という言葉が好きでした。

 それまで個性ある人は、企業の組織や学校の規則からはみ出してしまっていた感があって、モーレツ社員が大企業の歯車の一部品として、消耗品の如くいわれた時代でしたからから、この言葉は、そんな時代からの脱却を象徴するように聞こえたからです。

 因みにバブル期を乗り越えた今、木村拓哉とスターがいますが、これもまたスーパーマンのスターだと思います。

 何時日本が大人の社会に、成長できるのでしょうか。








 
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だから今リヤカーなのです。

今朝のテレビでは我が町足立区に唯一残ってるリヤカーを製作してる町工場が紹介されてました。リヤカーはフレームを全て溶接にて組みボルトは一本も使用しない様です。その町工場の溶接技術は相当に高い技能でありました。産業技術大学での実験では学生が溶接した強度実験では78キロの加重で溶接が剥がれ町工場の溶接技術者の仕事は2700キロの加重に耐えるだけではなく測定器が故障しても溶接部分は何の変化も見られない。教授が「神の仕業」と驚く業を見せてました。その技術によるリヤカーの丈夫さは見直されゴルフ場のカートに採用されてました。技術者には定年が無く年を重ねる毎に業は進歩してるとの事です。年齢を重ねる毎にいぶし銀のの様なライダーに成りたいものです。。精進、精進!
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